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第二話
16歳になったスワンは、名前をスワニーと名乗り、人間の少女として地球へと降り立ちました。母親に言われたように、新潟の町を歩き、トパシオ家の王子を探そうとしましたが、誰に何を聞けばいいのかも分からず、途方に暮れていました。辺りが薄暗くなり、スワニーはアルビレオ星が見える丘に座って、一人で泣いていました。

「おや、どうしたの?そんなところで一人で泣いているなんて。迷子になったのかい?」


スワニーが振り向くと、一人のおばあさんが立っていました。

「私、帰るところがないの。どうしたらいいのか、わからない」

「私はね、この近くのビッグスワン城で働いているんだが、よかったら、一緒に来て私の仕事を手伝ってくれないかい?」

スワニーは、優しい笑顔のおばあさんの話を聞いて、ビッグスワン城で働きながら、暮らすことにしました。

「私のことは、みんな『婆や』と呼んでいるよ。あなたの名前は?」
「私は、スワニー。よろしくお願いします」
スワニーは、婆やのもとで、毎日元気に働きました。

ビッグスワン城の仕事は、炊事、洗濯、掃除など、今までやったことのない仕事もたくさんありましたが、婆やに教わりながら、頑張って働きました。

そして、スワニーはとても美しい女性となったのです。
ある日、サッカー好きの城主アルブレヒトが、従者を引き連れてアルビレックス新潟の試合を観戦しに行くことになり、婆やとスワニーは、てんてこ舞いの忙しさで、お弁当やお茶などを準備しました。

新潟は、サッカーがとても盛んな町でした。ビッグスワン城の若い城主アルブレヒトがサッカーをこよなく愛し、新潟の人々と一緒に応援しているという話をスワニーも聞いていました。
サッカーの試合当日、スワニーは城で留守番をすることになっていましたが、せっかく作ったお弁当を婆やが忘れていることに気づきました。

「あら、せっかく作ったお弁当。みんなお腹を空かして待っているかもしれないわ・・・」

スワニーは、急いでお弁当を届けるために、両親との約束を破ってしまいました。
「今なら誰もいないから大丈夫」

スワニーは、白鳥に変身し、お弁当をくわえて、スタジアムの近くまで一気に飛びました。スワニーは、誰にも見られていないつもりでしたが、実は、その姿をアルブレヒトに見られていました。アルブレヒトは、サポーターたちの様子を望遠鏡で眺めていたところだったのです。

その日から、アルブレヒトは高熱を出して、寝込んでしまいました。あまりに美しい白鳥のスワンを見たアルブレヒトは、その姿を忘れることができなかったのです。従者たちは大変心配になり、お城の占い師に、どうしたら病気が治るか、占ってもらいました。

「これは、恋の病じゃ。恋している相手を探し出し、二人が結ばれれば熱は下がり、元気を取り戻すだろう」


第三話(最終話)へつづく・・・
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