【フォト日記】鈴木孝司選手が佐渡市立七浦小学校でキャリア教育の授業を実施

2023/10/18


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18日(水)の午後、鈴木孝司選手が佐渡市立七浦小学校56年生の児童11名を対象にしたキャリア教育の授業に、ビデオ通話アプリZoomを通じて、講師として参加しました。
七浦小学校は、創立150周年を迎えた歴史のある学校。学校のそばに海がある自然に恵まれた環境で、全校児童30名が仲良く学校生活を送っています。
これまで、同校のキャリア教育の授業は、保護者の方が務めることが多かったそうですが、児童の皆さんがより広い世界を知る機会をつくろうと、先生とクラブで準備を進めてきました。



鈴木選手の自己紹介として見てもらったのは、2023シーズンの鈴木選手のゴールシーンを集めた動画。七浦小学校は、児童のみなさんがスライドを用意して、佐渡のいいところをたくさん紹介してくれました。たらい舟や佐渡島の金山に加え、寒ブリやカキ、カニなどのおいしい海の幸を紹介してくれた児童のみなさん。「ご当地応援選手」で新潟・佐渡エリアを担当する鈴木選手。今年の夏に訪れた際、佐渡のきれいな海に魅了された鈴木選手は、「みんなが紹介してくれた場所に行ってみたい」と笑顔で話していました。

1歳上のお兄さん、鈴木将也選手(現・東邦チタニウム株式会社サッカー部)について行って、5歳のときにサッカーを始めた鈴木選手。プロサッカー選手になるために意識していたのは、「考えること」。1学年上のチームでプレーしていたこともあって、周りは身体が大きい人ばかり。「考えて、試して、良かったことを続ける」と小さいころから、考えてサッカーをやっていたという鈴木選手。一つひとつの丁寧な積み重ねが、現在の鈴木選手のキャリアを築き上げていることが感じられました。

「これまでに一番興奮した場面は?」という質問に対し、「自分がゴールを決めた場面がよみがえる」と話した鈴木選手。「毎日のトレーニングで苦しいことや辛いことがあるけど、すべてはゴールを決めるため。ゴールを決めたときにスタジアムが沸き上がったときの幸福感、そのためにやっています」と答えた後、冒頭で見てもらったゴールシーンの動画を例に、「雨が降って寒い中でも北海道まで来てくれたり、遠い広島まで来てくれたり、平日の夜に川崎まで応援に来てくれたりするサポーター、支えてくれる家族のため」と自身の仕事のやりがいについても語っていました。

「これだけ自分の考えを言えたのは勇気がいるし、すごいこと」と鈴木選手が笑顔を見せていたのは、授業の感想や鈴木選手へのお礼・激励を自ら発言する児童が多かったことでした。

「努力が大事と分かった」「応援してくれる人の想いに応えるのが、カッコいい」「チームのため、応援してくれる人のために頑張ってください」。一つひとつの言葉に対し、笑顔で耳を傾けていた鈴木選手。「自分の経験や考えが、みんなの成長に繋げってくれれば嬉しい」とメッセージを送りました。

普段、何気なく使っているサッカーに関連した言葉を、児童の皆さんが分かりやすいように言い換えて、一つひとつの言葉を丁寧に発していた鈴木選手は、「継続と努力の大切さ」「苦難や逆境をはねのけてきた経験」という児童の皆さんに伝えたいポイントを押さえたうえで、授業に臨んでくれていました。

七浦小学校のみなさん、ありがとうございました!今回の鈴木選手の話が、皆さんの刺激となり、世界が広がることにつながるように願っています。





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