今日の高知は朝からシトシトと雨。春季キャンプでは沼津から通じて初めての雨となりました。昨日の厳しいフィジカルトレーニングでは選手たちだけではなく、ピッチもハードに使っていましたので、芝にとっては恵みの雨となったのではないでしょうか。


午前中のトレーニングはウォーミングアップの後、攻守に別れて練習。センターバックを集めた守備側はクロスに対する処理、一方の攻撃側はクロスからのシュート練習に時間が割かれました。


シュート練習は今シーズン初めてでしたが、どの選手も高い精度で次々とゴールネットを揺らします。静岡産業大戦で2ゴールを挙げた川又選手が鋭い左足のシュートを決めると、岡本選手も高いシュート精度で次々とゴールを正確に射止めていきます。


最後はサイドにクロスを入れるサポート役を付けながらの3vs3。柳下監督からは、「ボール保持者が常にパスコースを持てるように動いてやろう」との声がかけられました。3vs3は笛が鳴るまで続けられ、選手たちには常に動き続けることが求められる、フィジカル的な要素も多分に含まれていました。


雨も上がった午後からはグループ戦術がさらに本格化。フィールドを広く使いながらの12vs12でも、柳下監督やコーチングスタッフからは「自分のマークは誰なんだ？ 責任を持って、最後までついていけ！」と声がかけられます。長い距離を走ることになり、選手たちはたちまちウエアを汗で濡らしていました。


最後はGKも加えたゲーム形式。ここにもサイドからクロッサーが付き、クロスに対してどうゴール前に入るかという動きの質が選手たちには求められました。ここでも岡本選手や、ブルーノ選手がクロスを決めるなど多くのゴールが生まれています。


トレーニングを終えた柳下監督は「去年に比べればトレーニングでも得点は増えている。守備が悪いのか、攻撃がいいのかは分からないが、トレーニングとはいえゴールができるのはいいこと」とした上で、「ＦＷはそれぞれタイプが違うし、それを出していけば面白くなる。レベルは上がりそう」と話していました。


徐々にグループでのプレーや攻守それぞれに焦点を当てたトレーニングも増えてきました。厳しいトレーニングで選手も疲れはあるでしょうが、全員で乗り越えていきます。


※連日ハードなトレーニングに励んでいる選手・スタッフに大変嬉しい差し入れが届きました。ユニフォームスポンサー（胸）である亀田製菓さんの関西支店四国エリアの皆さんが、「がんばってください！ 差し入れです」と、ホテルに柿の種をわざわざ持参してくださったのです。


この公式サイトの選手紹介でも好きなお菓子として取り上げられているほど、新潟の選手・スタッフは柿の種が大好き。特に小さい頃からともに育ったと言っても過言ではない本間選手、亜土夢選手、宣福選手ら新潟県出身選手たちは、「俺はわさび味で」とさっそく持ち帰っていました。スポンサーさんの激励も糧に、引き続き全力でがんばっていきたいと思います。亀田製菓さん、ありがとうございました！