【フォト日記】清水キャンプスタート!

2013/2/19
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高知キャンプからオフをはさんでトップチームは再び指導。第3次キャンプはアルビレックス新潟の春季キャンプと言えば恒例となっている静岡・清水のJ-STEP・ナショナルトレーニングセンターで行います。チームは今朝に新潟を出発。小雪がちらついた東京を経由し、無事に昼には清水に到着しました。

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J-STEPでは、到着したチームを関係者の皆様や清水の地域の皆様が歓迎してくださいました。冒頭、J-STEPスタッフの方から「アルビレックス新潟はJ-STEPの完成から間もない2003年から春季キャンプを張っていただいています。ひとつのクラブが11年の長期にわたってキャンプを同じ場所で張るのは珍しいのでは。今年もがんばってください」と激励のメッセージをいただきました。

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これに対して柳下監督は「今年もアルビレックス新潟のためにこのようなセレモニーを開いていただきありがとうございます。Jリーグ開幕まで2週間という大事な時期でのキャンプとなります。最後の調整をJ-STEPで行いますので、よろしくお願いします」とメッセージを送っていました。なお、チームには静岡特産のイチゴやしらす、牛肉などを差し入れていただきました。ありがとうございます!

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食事をとり、荷物をほどいたトップチームはさっそく着替えてトレーニングへ。今日の清水は冷たい雨が降る中で、トレーニング終了後にレオ選手が「今までで一番寒かった…」とつぶやくほどの天候でした。トゥッコフィジカルコーチのもと、今日はオフ明けと移動で固まった体を温めていきます。

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今日のトレーニングは1000m走。これまでと同様に選手たちを3グループに分け、設定タイムまでに走り切ることがトゥッココーチからは説明されます。「競り合って焦って走る必要はない。とにかく設定タイムまでに走ることが大事」と強調されて選手たちは送り出されます。

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一番設定タイムの早いチームでは、三門選手やクナン選手らに加え、ジンス選手も本来の力を発揮して序盤はトップを争います。また、二番目のグループでは本間選手が藤田選手らとトップを争うなど、奮起している様子がうかがえました。

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1000m走は6本行われたのですが、回数を重ねるごとに嬉しい出来事が。設定タイムを軽々と越える選手が多く、一番遅いグループから真ん中のグループへ、真ん中のグループから一番早いグループへと“昇格”する選手が続出したのです。

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最後の6本目では、一番遅いグループにはトップチームの選手たちはゼロ。全員が“昇格”を果たしました。これには柳下監督も、「今年は始動のスタート時点からいい状態で入っているが、順調にこなしてきている」とコンディションが高まっている様子に目を細めていました。

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その一方、4日間の千葉遠征から帰って来たレディースの選手達。今日はクラブハウスでUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の説明会を行いました。UNHCRとは国連の難民支援機関で、内戦や戦争、または宗教や人種、政治的な立場の相違から迫害を受け、故郷で暮らすことができなくなった人たちの保護、支援を行っています。今回はなでしこリーグを通じ、UNHCRの活動を広く周知してほしいという思いからこの説明会が行われました。

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講師として、選手・スタッフに説明を行ってくれたのは、新潟市出身の国連UNHCR協会 事業部 マネジャーの山崎 玲子さんでした。スライドで現地の写真を紹介してくださり、選手・スタッフも少しずつではありますが、自分の周りで起こっていることとして捉えることができました。山崎選手は「自分がどんなに恵まれた環境なのかを知ることができました。直接的な支援でありませんが、できることを精一杯やって、見ている人に何かが伝わるようなプレーをしたいと思います」と感想を話してくれました。写真の中には、厳しい環境の中でもサッカーを楽しむ子どもたちの姿も映し出されていました。

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今シーズンはリーグとしても、UNHCRの活動をより多くのサポーターに知ってもらうため、各クラブと連動した活動に取り組んでいくそうです。アルビレックス新潟レディースとしても、微力ながらその活動を、スポーツの力で支援できればと思います。

アルビレックス新潟レディースのリーグ初戦は3月24日(日)、13時から新潟市陸上競技場で伊賀フットボールクラブくノ一との対戦となります。サッカーに打ち込める環境をしっかりと噛みしめて、勝利を目指してプレーします。


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