本日・4月5日（土）、新潟市陸上競技場でなでしこリーグ第2節が行われました。対戦相手は日テレ・ベレーザ。強豪が相手となりますが、勝利を目指して果敢にプレーしました。


毎シーズン上位に進出する日テレ・ベレーザは、強豪と呼べるチームの一つでしょう。そんなチームを相手に、シーズン序盤で対等に渡り合うことができれば、チームにとっても自信になります。


試合は序盤、ベレーザがチャンスを作り出します。高い位置でのポゼッションから守備陣を崩しにきますが、一谷選手を中心に粘り強い守備でゴールを割らせません。スラディングでシュートブロックをする選手の姿が目立ちました。


攻撃では山崎選手、平井選手が裏に抜けだしてシュートチャンスを得ます。カウンターでの二人のスピードは脅威そのもの。縦へのドリブルでDFを振り切ってしまいました。


前節はハットトリックを達成した山崎選手ですが、この日は決定機を外してしまいました。上尾野辺選手のスルーパスを受け、GKと1対1になったのですが、ここは相手の攻守に阻まれました。試合後は「決めることができず、チームに申し訳ない」とコメントをしていましたが、チャンスの数は多く作れています。次節以降のゴールに期待しましょう。


両チームともにチャンスを作るもゴールは生まれず、結果はスコアレスドロー。ベレーザを相手に一歩も引かず、堂々とした戦いぶりでした。昨年の皇后杯から、チームは確実に成長し、そして自信をもってプレーしています。それが非常によく表れたゲームとなりました。


次節はアウェイでのINAC神戸レオネッサ戦。INACは2連敗中となっており、新潟にも十分チャンスはあるでしょう。皇后杯での借りは早めに返しておきたいところ。またしっかりと準備をして、試合に向かいます。


一方、トップチームは明日13時からの横浜Ｆ・マリノス戦に向けてクラブハウスで最終調整。ウォーミングアップでは選手たちが2グループに分けられ、リフティングでのリレーなども行われました。加藤選手やレオ選手が難なくこなす一方で、武蔵選手は焦りからか（？）ボールを落とし、チームメイトから「武蔵～！」と囃されるシーンもありました。


横浜Ｆ・マリノスは2013シーズン、Ｊ１リーグで２位、天皇杯では優勝を果たしました。今季は積極的な補強に動き、「昨年よりも守備は前からプレッシャーをかけてきている」（柳下監督）と言います。しかし、今シーズンの新潟は速攻だけではなく、ボールをつなぎながら相手の急所を突く新しいスタイルも体得しつつあります。さらに進化した姿を表現して、ホーム連勝を狙います。