2週間にわたって続いた連戦も、いよいよ明日が最後。勝利で締めくくるために、選手たちは高い集中を保って3日間取り組んできました。対戦相手の仙台は、これまでの浦和、川崎とはまた違った特徴を持つチーム。激しくプレスを掛けてくることが予想されますが、それをしっかりと受け止め、押し返していくだけの準備は進めてきました。自信を持って、ユアスタに乗り込んでいきたいところです。

勝てば順位が入れ替わる一戦。一丸となって勝ち点3を積み上げ、浮上のきっかけをつかんでいきましょう。アウェイゲームとなりますが、新潟のために戦う選手たちを、熱い声援で後押ししていただければと思います。


また、今日は15時から新潟市陸上競技場でプレナスなでしこリーグ1部第11節・アルビレックス新潟レディースvsINAC神戸レオネッサの一戦が行われました。サポーターの皆様の熱い思いとともに、選手たちはリーグ屈指のタレント軍団に挑んでいきます。


相手の個人能力の高さは予想できていたことですが、うまくボール保持者にプレッシャーが掛けることができず、苦しい展開を招いてしまった新潟。24分には京川選手にゴールを決められ、0-1に。その後も悪い流れを断ち切ることができず、INACのペースでゲームを進められてしまいます。


1点ビハインドで迎えたハーフタイム、「やるべきことをやらなければ勝つことはできない」と辛島監督が檄を飛ばすと、選手たちは表情を引き締め、後半の戦いに臨んでいきました。「女子選手にはキツい言葉だったかもしれない」（辛島監督）というほどの厳しい声が、選手たちの気持ちを奮い立たせます。


すると、後半開始早々の3分、選手たちの前に向かう姿勢が結実しました。右サイドの小原選手からパスを受けた阪口選手が、思い切りよく右足でミドルシュート！これは惜しくもポストに弾かれますが、こぼれ球に反応した上尾野辺選手が頭で押し込み、新潟が同点に追いつきます！


試合途中に小島選手と大石選手の負傷交代というアクシデントがありながらも、粘り強く戦っていく新潟の選手たち。終盤まで1-1のスコアが続いていましたが、83分に決定機が訪れました。上尾野辺選手との連携でゴール前に抜け出した八坂選手が、右足でゴールを決めて逆転に成功！これが決勝点となり、新潟が2-1で勝利を収めました！


全員で戦い抜いた末に迎えた万歳の瞬間、会場にはたくさんの笑顔が満ちていました。勝利で得た自信と勢いを、リーグカップにもつなげていきましょう！今日は熱いご声援ありがとうございました！！