クラブは本日、トップチームのスタッフ陣容について、吉田達磨監督から片渕浩一郎コーチへの監督の交代、北嶋秀朗コーチ、安田好隆コーチの退任、内田潤氏のトップチームコーチ就任を発表いたしました。今の状況を打開していくために、想いを託された選手・スタッフが、すべてを出し尽くす覚悟でシーズン終盤戦に挑んでいきます。練習前のミーティングでは、「チームとしてつながって、いろいろな人とつながって、みんなで一歩を踏み出していく勇気を持ってやっていこう」と片渕新監督が選手たちに声を掛け、戦う意志を再確認しました。


ウォーミングアップでは、内田コーチ主導の下、選手たちは集中高くギアを上げていました。「このクラブと片渕監督を助けたい」との思いで、コーチ就任を決断したという内田コーチ。残り4試合となったリーグ戦に向けては、「技術、戦術、メンタル面のバランスが大事だが、ここからはメンタル面が特に大事」と語りました。現役時代に厳しい戦いの中で培ってきた経験が、チームがＪ１残留を果たすための大きな力となるはずです。


突然の発表ではありましたが、チームの一体感はしっかりと保たれており、全員が同じ方向を向いて進んでいこうという気持ちを共有しています。とにかく今は、目の前のトレーニングに全力を注いでいかなければなりません。


今日の練習は短めではありましたが、声を出して雰囲気を盛り上げていこうという姿勢が全体から強く感じられました。一人一人の心がけが、ポジティブな流れを生み出していくためのカギとなります。


どんな状況でも、団結して戦い続けることが、結果をつかみ取るためには不可欠となります。全員で一枚岩になって、勝つための努力を重ねていきます。


今日の練習後には、聖籠クラブハウスで片渕新監督の就任記者会見が行われました。多くの報道陣の前で、決意を語っていた新指揮官。アルビレックス新潟は、たくさんの想いや夢と共に戦っています。「是が非でもＪ１のステージで来年もプレーするということは、私自身強く思っていますし、選手も思ってくれていると思います」と、最大の使命であるＪ１残留へ力強く語っていました。


リーグは残り４試合ですが、「今持っている彼ら（選手たち）のパワーを、ジュビロ戦に120%出せるようなアプローチが大事だと考えています」と、目の前の一戦に照準を合わせていた片渕監督。最善を積み重ねていった先に、自分たちが求めている結果はあります。一回一回のトレーニングに真摯に向き合いながら、今は磐田との一戦にすべてを注いでいきます。