【フォト日記】納得するまで

2018/2/9
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とうとう高知キャンプも24日目。トレーニング自体は今日が最後となり、和やかな空気と厳しく声を掛け合う雰囲気とが交互に押し寄せ、非常に充実した表情で、選手たちは練習に取り組んでいました。

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午前練習のみとなった今日は、うす曇りの天候でしたが、ほぼ無風で上々の気温。静寂の中でスタッフや選手たちの発する指示の声だけが響きます。明日の愛媛FCとのトレーニングゲームで、このキャンプの到達度合いをより高いものにするため、選手たちは共鳴しあってプレーをしていました。

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攻撃に重点を置いた今日のトレーニング。最終ラインからボールをつなぎ、シュートまでの一連の流れを確認していきます。鈴木監督は「パススピードが速くなければいけない」、「くさびのボールを入れなければ、相手のバランスは崩せない」と、細かく選手たちに要求していきます。

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マーカーをつけずに攻撃の練習をするには、それぞれのイメージを共有することが大切。場面に応じて攻撃をするために、最終ラインへボールを戻してみたり、サイドにボールが渡りそうな瞬間、前線がスプリントを開始したりと、パターンを反復して体と頭に叩き込んでいました。

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「全員が納得のいくゴールができたら1点にしよう」と、片渕コーチは選手たちの自主性を尊重。マーカーがいない状況だからこそ、安易な攻撃で満足しない選手たちは、ギアを上げてプレーし左右に、あるいは中央にと打開を試みています。シュートスピードも高速なものからコースを狙うものまで、いくつものリズムでゴールネットを揺らしました。

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順調にトレーニングが進められた様子の鈴木監督は、明日の愛媛戦で「攻守ともチーム戦術の機能具合を確かめたい」意向。同カテゴリーのチームが相手となれば「個人の課題は出てくるだろうし、状況に応じてグループ、チームで補うことができるかどうか」とチェックポイントは多数です。

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いまだボールを動かしながら相手の動きを予測し、組み立てていくプレーが遅いことを指摘する鈴木監督は「ゲームの中で、動きを変えてくる相手を見て、正しいポジションを取り、ダイレクトプレーを入れていくことが大切」と、選手たちに求めています。

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高知キャンプ最終日のトレーニングマッチに「勝利を目指すのは大前提」と語気を強めて話す、鈴木監督。「根本は得点を取って勝つことが目的。自分たちがやりたいサッカーをやりながら勝つことが一番いいこと」と、内容を求めながら、当然勝利をつかんで、静岡キャンプの励みにしたいと考えています。

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長く続いた高知キャンプで、一人ひとりのフィジカル、プレー精度は加速度的に向上しました。基本技術のショートパス、ロングパス、ヘディングを繰り返し、大小のグリッドを使い分け、攻守の人数を増減しながら状況判断のスピードも磨きました。

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また、1日おきに取り組んだトレーニングゲームでは、試合終了と共にスタッフ陣が分析。即座に修正ポイントが選手に伝えられると共に、毎日のトレーニングメニューに改善点を取り入れてきました。明日の試合結果がどのようなものであっても、しっかりと受け止めて、より強固な集団を作る力が、今のチームにはあります。高知キャンプの最終日、新潟の選手たちに注目していきます。


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