劇的な勝利を挙げた金沢戦の熱気も冷めやらぬまま、晴れやかな朝を迎えたトップチーム。連勝の光がチームを照らし、リカバリーで汗を流す選手たちの表情にも笑顔がはじけていました。結果も内容も伴ったゲームが続き、自信がもたらされたことでしょう。


ゴール前で抜群の嗅覚を発揮し、先制点を挙げた渡邉新太選手。残り9試合、まだまだゴールを重ねていこうと、ギラギラと意欲を燃やしています。次節の活躍にも大いに期待が懸かります。


もう一方のメンバーは、ツエーゲン金沢とのトレーニングゲームに臨みました。メンバーを入れ替えながら90分間を戦い、結果は1-2。「ボールに近い選手が、ファーストディフェンダーとしてアタックに行けていなかった」と片渕監督は厳しくゲームを振り返っていました。調子を上げている時期だからこそ、少しの甘さも許さずに取り組んでいきます。


課題の方が多く出たゲームとなりましたが、随所で個々が持ち味を見せる場面も。前半に出場したソンジュフン選手は、激しいチェックで相手の起点をつぶすなど、次節に向けてアピールしていました。しっかりとコンディションを取り戻しながら、レギュラー奪還を目指します。


相手のプレスに苦しめられながらも、後半は少しずつボールを動かす時間をつくれるようになった新潟。空いたスペースを狙って縦にチャレンジし、シュートにつなげていく場面も増えていました。


力強いオーバーラップを繰り返し、チャンスを生み出していた安田理大選手。後半10分には、左サイドを突破し、正確なクロスで渡邊凌磨選手のゴールをお膳立てしました。味方に細かくコーチングの声を送りながら、組み立ての部分にも積極的に関わり、ピッチ上でリーダーシップを見せてくれていました。


これからも勝点を取り続けていくためには、盤石のベースが必要不可欠。チームは2日間のオフを挟み、再び週明けから一致団結して鍛錬を積み重ねていきます。