9月も半分を過ぎ、本格的な秋の足音が聞こえてきました。トップチームの選手たちは昨日、一昨日とオフが与えられ、それぞれゆっくりと英気を養うことができた様子。さらに連勝を伸ばしていくために、また今日から厳しいトレーニングに励んでいきます。


9時半開始となった午前練習では、屋内でフィジカルをみっちりと追い込んだ後、10vs10を中心としたメニューを実施。2時間強と長めの時間設定となっていましたが、選手たちは最後まで出し惜しみすることなく、フルパワーを注いでいました。


苦しい時期も地道に取り組んできたものが、試合内容にも表れてきています。その実感が、選手たちのモチベーションをさらに引き上げており、河田選手は「今やっていることを続けながら、もっと良くなるようにお互いに要求し合っていきたい」と語ります。今日の練習でも、何度も背後への抜け出しをトライし、タイミングを磨いていました。


前節の先制ゴールは、一人ひとりの前に向かう気持ちが結実した場面でした。今日の10vs10では、「攻撃でアクションを起こすこと」（片渕監督）を何度も反復し、意識付けがさらに進められていました。


もちろんミスが生まれるシーンもありましたが、「消極的な失い方ではなくて、ボールに前に運ぼうとした結果のミス」と、肯定的に受け止めていた片渕監督。自分たちのクオリティの向上に強くフォーカスできる週初めのトレーニングだからこそ、積極的にチャレンジすることを求めます。


一部メンバーが参加した午後練習では、ポジション別のトレーニングに加え、シュート練習などを実施。少人数となっていたため、コーチングスタッフがそれぞれの選手に対してより綿密に指導を行っていました。しっかりと課題をつぶしながら、向上を図ることができたようです。


明日は9時半からのトレーニングとなります。アウェイでも自分たちのサッカーで勝点3をものにするために、この一週間最善の準備を仕上げていきます。


そして、今日の午後には、浦和レッズレディースから完全移籍加入した北川ひかる選手の報道対応が行われました。シーズン途中での移籍となりましたが、「2020年東京オリンピック出場」という目標を達成するために、「新しい環境で競争することが必要」と、悩んだ末にチャレンジを決断。後半戦の巻き返しに向け、チームにも大きな刺激がもたらされることでしょう。


さっそく今日からトレーニングに合流していた北川選手。24日（月・振休）にホームゲームが待っていますが、「アピールしていきたい」と意欲たっぷりで口にしていました。スピードと運動量を兼ね備えた若きレフティー。チームを勝利に導く活躍に期待しましょう！