【フォト日記】皇后杯準々決勝・INAC神戸レオネッサ戦

2018/12/22
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今日12月22日(土)は皇后杯準々決勝が開催され、アルビレックス新潟レディースは11時から栃木県グリーンスタジアムでINAC神戸レオネッサと対戦しました。過去大会では何度も苦杯をなめさせられた難敵ですが、スタジアムに駆けつけてくださった約300人のサポーターの皆様と心をひとつにし、選手たちは戦いに臨みました。

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新潟は序盤からギアを上げ、積極的に攻撃のアクションを起こしていきます。早々の4分には、セットプレーの流れからこぼれ球を拾った阪口選手が、ミドルレンジからゴールを強襲。惜しくも枠を捉えることはできませんでしたが、この試合に懸ける意気込みの強さが感じられた1シーンでした。

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相手に押し返される時間もつくられたものの、粘り強く体を張って戦う新潟の選手たち。今季限りでの現役引退が発表された久保田選手も、タイトな寄せで起点をつぶすなど、持ち味のフィジカルを活かして奮闘を見せます。

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互角のゲーム内容を続けていましたが、35分にセットプレーから失点を喫し、リードを奪われた新潟。後半から巻き返しを図りたいところでしたが、51分にはPKから追加点を奪われ0-2に。ビハインドを背負い、苦しい状況に追い込まれてしまいます。

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それでも新潟は勝負をあきらめることなく、交代カードも切りながら打開を図っていきます。一発勝負のトーナメント戦。リスクを覚悟の上で攻撃的な布陣にシフトし、中盤と前線に厚みをかけ、相手を押し込んでゴールを奪いに掛かります。

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終盤には左山選手を前線に上げ、パワープレーを敢行した新潟。すると87分、ゴールへの執念が結実します。左サイドでボールを持った阪口選手が、「いいボールが上がれば得点につながると思っていた」とクロスを送ると、そのまま左山選手がヘディングシュート。ポストの内側を叩いたボールはネットに吸い込まれ、1点差に詰め寄ります。

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その後も攻める意志は貫きましたが、反撃も及ばず1-2で試合終了。準々決勝で皇后杯を去ることになり、選手たちは涙を浮かべてピッチを後にしました。結果には悔しさしかありませんが、最後に見せた光明は、必ず次のシーズンに活かされると信じています。サポーターの皆様、今年もアルビレックス新潟レディースに熱い声援を送っていただき、本当にありがとうございました。これからも共に闘い続けましょう。

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そして今日の試合終了後には、久保田選手がサポーターの皆様に挨拶しました。「どんなときでも力強く応援してくれて、すごく背中を押されました。7年間ありがとうございました!」と、感極まった表情を見せていた久保田選手。最後はスタンドのご両親に、思い切り叫んで感謝の想いを伝えました。久保田選手、今まで現役生活本当にお疲れ様でした。次なる道でも活躍してくれることを願っています。


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