【フォト日記】チャレンジすること

2019/2/10

高知キャンプに取り組むトップチームは今日、J3リーグに所属するカターレ富山とのトレーニングゲームを実施しました。気持ちのいい青空の下、連休中の春野総合運動公園陸上競技場には、とてもたくさんのサポーターの方々がご観戦にお越しになりました。

1本目は、ルーキーの本間至恩選手が出場し、特徴である攻撃性を発揮しました。相手守備に対して、本間選手はドリブルでの打開をチャレンジし、積極的にシュートも打ちました。

先制ゴールの田中選手。コーナーキックは富山の堅い守備に一度は弾かれますが、セカンドボールを回収すると、加藤選手が鋭いクロスボールを供給。混戦の中でも田中選手にボールが渡りヘディングで押し込む形となりました。ご来場のサポーターの皆さんから大きな拍手が起こりました。

終盤は、安易なパスミスなどから危機的な場面が何度かありました。大武選手が体を投げだす守備を見せれば、守護神としてゴールマウスを守る田口選手も俊敏な動きでボールに食らいつき、零封で終えることができました。

続く2本目は、先日のファジアーノ岡山戦で90分出場した選手たちが退くなど、大幅にメンバーを入れ替えて臨みます。ここ数日に取り組んだ新システムを導入した布陣の中で、選手たちには迷いの色がうかがえます。「すぐにできればキャンプの必要はない」と、片渕監督はあくまでチャレンジの一環で、1本目同様に2本目の選手たちにも実践させます。

ボールを保持しながら富山陣内に入り込む時間を多くつくり出しますが、なかなかシュートまで持ち込めない新潟。選手たちはスペースを見つけては走りを繰り返し、ゴールを狙っていきましたが、逆に終了間際にセットプレーから失点を喫します。

2本目を0-1とされた新潟は、3本目で勝ち越しを狙っていきます。2本目の途中から出場しているフランシス選手が3本目にも登場し、攻撃的な姿勢を貫きます。対する富山も新潟陣地に入り込もうとするため、裏にスペースが生じていくと、一気にカウンターを仕掛けるシーンも数多くありました。

左右のスペースを使いながら、サポートの意識の強さでアピールを続ける凌磨選手の鋭いシュートがバーを叩くなど、非常にたくさんのチャンスがあった3本目。2本目も含めて攻撃陣がフリーの状態でゴールを狙うも、あと一歩でラインを割ることができず、スタンドからはため息も聞こえてきます。

チャンスで決めきれずにいると、またしても相手にミスを突かれて失点。合計スコアは1-2となり逆転負けを喫してしまいました。新しい取り組みを導入したとはいえ「負けを受け止めて、次の試合にいかさないといけない」と、片渕監督は責任を痛感しています。

このタイミングの敗戦にも肩を落とす選手はひとりとしていません。どこに課題があり、どのように解決をしていくのかと、選手たちは活発な意見交換をしています。この熱量を継続させて、次のトレーニングに取り組みます。



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