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2018.10.09スペシャル
【コラム】早川史哉の前を向いて歩こう 第33回・5連勝をかけて俺たちのビッグスワンへ!
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「次はどんな試合を見せてくれる?」というワクワク感
水戸、岡山と2試合連続でのアウェイでしたが、3連勝の勢いそのままに選手たちが躍動していました。前回のコラムで「次は誰がヒーローになるのか」と言いましたが、また新たなヒーローが誕生してくれましたね! いま、本当にチームはいい状態にあると思います。

いま思い返すと、この岡山戦を含めて4連勝をするまでは、なかなか勝てない時期が続いていました。試合が来るたびに、「今日は勝てるのだろうか…」「今日も負けるのでは…」といった不安やネガティブな感情があったのは、否めないと思います。でも、今はどうでしょうか。自分たちで自分たちを疑うような苦しい時期を乗り越え、「次はどんな試合、ファイト、笑顔を見せてくれるのだろう?」というワクワク感を抱いている方々も多いのではないでしょうか。こういう明るい感情を大切にしていきたいですね。

チームもサポーターの皆さんもたくましさが増して、アルビレックス新潟というクラブが良い方向に向かっているように思えます。でも、この前進はみんなが意識し続けなければ失速したり、迷ってしまうのを僕たちは知っています。だからこそ、今後もひとつにまとまって一戦ずつ戦っていきたいですよね。それでは今回の試合を振り返りましょう!

相手のスキを見逃さない

新潟は、立ち上がりから相手陣内の深いエリアへボールを運ぶ意識を持ち、試合をスタートさせたように思います。前節の水戸戦とは違い、自分たちが相手を押し込み立ち上がりから優位にするためのプレーをしていました。新太が相手ペナルティーエリアの角付近でファウルをもらい、開始早々岡山が浮き足立った状況を見逃さず得点。

岡山も立ち上がりから深いエリアに侵入されたり、セットプレーが続くなど、良い入りができていなかったように感じます。新潟の試合の入り方は素晴らしかったですし、これからも上手く相手のスキを突いていくことで、相手にとってやりづらいチームになりえると思います。

各選手が役割を全うした健太くんのゴール

得点の場面、コーナーキックではマサルくんから精度の高いボールが上がりました。チームとして健太くんをフリーにさせ、得点を奪う狙いに対して、各選手が役割を全うし、奪うことのできた得点だった思います。セットプレーで得点を奪うのは、試合を進める上で楽な状況にしてくれますし勢いに乗れますよね。ここ最近の試合では大武君をターゲットにする場面も多かったので、相手の意表を突いた得点だったのではないでしょうか。これから戦う相手はマークしづらいでしょうね(笑)。

健太君のヘディングも落下地点をいち早く感じ、ゴールポストギリギリに決めた素晴らしいシュートでした! 得点の後も相手陣内深くにボールを運び、再びコーナーキックを得たり、岡山がクリアしたセカンドボールを回収したり。相手にとって嫌なプレーを続けられているのは、チームの狙い、配置がしっかり浸透している証拠でもあると思います。

クロスに対するCB以外の選手の意識

岡山も狙いが明確で、新潟は危ない場面を作られました。前半8分、スローインからサイドチェンジで新潟の右サイドの深い位置まで侵入され、上げられたクロスに対して6喜山にフリーでヘディングを許しました。クロスに中で対応する守備側は、入ってくる選手を把握し各々がマークに付かなければなりません。たとえば数秒ボールに目を奪われるだけでも、相手選手の入り方や動きも変わり、マークを外されることはしばしばあるんですよね。

センターバックの選手がクロスに意識を高く持つのは当然です。ただ、今回のように2列目の選手がパワーをもって来られると、いくら大柄なセンターバックがいても、すべてを防ぎ切るのは難しいです。ポイントはセンターバック以外の選手の意識で、彼らがいかに相手選手を把握し、自由にプレーさせない必要があります。

今回はペナルティスポットの周辺に、フリーなスペースを作ってしまいました。相手選手のミスで失点こそしませんでしたが、クロスに対してどこにポジションを取り、誰をマークするか。それを明確に守備ができると、危ない場面をより減らせるのではないかと思います。特に今のチームにはカウエという大型ボランチがいます。彼のヘディングの強さや特長を、守備時にもより効果的に活かしていきたいと思います。

『失わないだろう』から対応できずにピンチを作られる

クロスの守備でもうひとつ決定的な場面を作られたのは13分でした。右サイドから新潟のスローインでスタートし、そのはね返りを奪った大武くんがボールを中盤につけたところをインターセプトされます。そのまま新潟の左サイドからクロスを上げられ、14上田に決定的なヘディングを放たれました。

つなぎの段階で、『ここでは失わないだろうな』という認識のもとにポジションを取っていて、そこでボールを失い、気付いた時には入ってくるボールに対応できずピンチを作られる。これまでの試合でも何度かありました。そうしたピンチを未然に防ぐためには、当然ですが攻撃時に良いポジションを取ってミスを無くすこと、奪われた瞬間に切り替えて攻撃を遅らせることが挙げられます。

ただ、サッカーはミスのスポーツですし、相手もそれを狙っているので、すべてが上手くいくわけではありません。ミスが起きた時には、まず正しいポジションを取りながらも、危険なエリア、そこに選手がいたらしっかり戻ることが求められます。今回はセンターバックとサイドバック(尚紀)の間にポジションを取られ、決定的なシュートを打たれてしまいました。

大切なのはチーム。危険であれば誰かが埋めること

尚紀が本来見るべきマークは、サイドにポジションしていた選手かもしれません。でも、本当に危険で、得点に直結するポジションに入り込んだ選手まで、絞る必要がありました。もともとマークに付いていたカウエと尚紀では主張が違うことも考えられますし、人によっては考え方が違うかもしれません。ただ、大切なのはチームが危険であれば、誰かが戻り、穴を埋めていること。チームとして意見や考え方を共有し、認識を一致させることだと思います。

これは本当に難しいことですが、事前の準備によって防ぐことができる確率は増してくるはず。いずれにしても、チームでしっかりと振り返り、もう一度クロスへの意識を高く持ちたいです。この試合の失点も、クロスから生まれているだけに、その作業は無駄じゃないし、浮上していくポイントです。勝ってこういう反省ができるのは、本当にポジティブなことです。

忍耐力や結束力の源泉は

新潟は後半、何度も決定機を作りながら、決め切ることができませんでした。1-0から、2-0にできていたら、もう少し楽に試合を進められたと思いますし、相手の出てくる力を上手く利用することができたと思います。でも、失点してもチームが焦らず、最後まで最少失点で耐えられたのは、ここ最近の力強さを象徴しているのではないでしょうか。

これは、バラバラになりそうな状況でも、チームとして気を付けなければならない守備時のバランスなど、ある種の規律がフチさんからしっかり落とし込まれているのではないかと思います。それがいまの忍耐力や結束力の源泉では。願わくば、後半高い位置を取っていた尚紀に2回チャンスがあったので、決めて欲しかったですが(笑)。

帰ってきたターレス!

さぁ、ターレスについてです! 88分に途中出場すると、チームを救う勝ち越しゴールを決めてくれました。自分は最近、トップチームに練習参加する機会が多かったのですが、『ターレスはコンディションが上がっているなぁ』という印象を持っていました。一方でチーム事情からここ数試合はベンチ外も経験していて、悔しい思いもあったはずです。それを吹き飛ばすような得点でしたね。

DFラインの背後に抜けて、キープして時間を作る。サチが追い越すタイミングであずけてもう一度ゴール前に入り直し、折り返しをシュート。サポーターの皆さんも待ちわびたターレスのゴールですよね。選手にとっては苦しい試合終盤でしたが、サチの運動量、ヨシくんが視野の広さを活かした正確なフィードもあってのものでした。それぞれの良さ、特長が表現された、本当に素晴らしい得点でしたね。

5連勝をかけて俺たちのビッグスワンへ!

岡山に勝利して4連勝。この勢いのまま、ビッグスワンに帰ってこられるのはとても大きなことだと思います。相手は現在22位と最下位にいる讃岐。彼らはなんとしてでも勝点を取りに来ると思うので、試合の入り方やひとつひとつのプレーへの強い気持ちが求められる、難しい一戦だと思います。

まずは最近の試合でやれている相手を押し込む、支配をするための作業をしっかりとやることができるか。自分たちの真価が試される試合でもあります。この連勝をスタートさせたのは俺たちのホーム・ビッグスワンです。5連勝に向けて、引き続きチームに熱い応援をよろしくお願いします!

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