トップチームは9時半からのミーティングでフィードバックを進めた後、ゲーム形式などを行いました。聖籠は立っているだけで汗が噴き出してくるほどの暑さでしたが、選手たちはこまめに水分補給をしながら、各セットの中で集中した動きを見せてくれていました。


3vs2では、ゴール前の場面がクローズアップされ、スピーディーな攻防が繰り返されていました。かなりスプリント回数も多く、高い負荷が設定されていましたが、懸命に食らいついていた選手たち。苦しい時間帯でも一歩を踏み出せる強さを、練習からしっかりと追い求めていきます。


攻撃においては「ゴールへ向かうこと」（片渕ヘッドコーチ）にプライオリティを置き、目的から逆算した動きが意識付けされていました。多くのチャンスを生み出すために、ポゼッションは重要な意味を持ちますが、それはあくまでも手段。ポイントを見きわめ、勇気を持って仕掛けることが、守備を崩すためには欠かせません。


昨日のトレーニングで繰り返されていた、背後へのランニングも織り交ぜながら、アイデアを持ってプレーしていた選手たち。常に複数の選手がアクションを起こすことで、ボールホルダーの選択肢を増やし、バリエーションのある攻撃を繰り出していきたいところです。


フィニッシュの局面でも、常に高いクオリティが要求されていました。決定的なシュートが枠を外れるシーンがあれば、味方同士で「決めろ！」と叱咤の声が飛び交います。何よりも求められているのは結果であり、選手たちはピリピリとした空気を身にまとって練習に取り組んでいました。


明日は非公開でのトレーニングとなります。具体的な対策などをより色濃くしながら、打倒大宮へ細部を整えていきます。