6月27日(土)浦和レッズ戦におけるサポーター同士のトラブルに関するご報告

2015/7/10
いつもアルビレックス新潟に温かいご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。当クラブでは、6月27日(土)に埼玉スタジアム2002で開催されたJ1リーグ1stステージ第17節・浦和レッズ戦のビジター応援エリア内において、サポーター同士のトラブルがあった事実を確認し、本件に関する情報の収集に努めてまいりました。下記の通り当事者と面談・事実確認を行いましたのでご報告いたします。
試合当日、埼玉スタジアム2002でご観戦されたすべての皆様、運営主管である浦和レッズ様をはじめ多くの方々にご迷惑をお掛けしたことを改めてお詫び申し上げます。

■事象
ハーフタイム時(19時55分頃)にビジター応援エリア前列付近において、前半の応援内容をめぐり、A氏を中心にサポーター間でコミュニケーションを取っていた(より団結した応援を行う上で試合前やハーフタイム等に必要に応じて実施している)。
この状況をはじめて見ていたB氏が、スタンド前列から後列へ移動するA氏に向かって、A氏に対する批判的な内容の言葉を発した。それが起因となり、A氏とB氏で口論となった。この一連の中で、座席に着席していたB氏の背中(右肩付近)をA氏が一回蹴る行為が発生した。
試合終了後にA氏とB氏は話し合いの場を持ち、お互いに謝罪した。

■事実確認
クラブでは当事者双方と個別に面談を行い、当日の状況・事実確認を行いました。両者共に上記事象を認めており、下記のようなコメントがありました。
・A氏
いかなる理由であれ、B氏の背中を蹴ってしまったことは間違いなく、大変申し訳ないことをしてしまった。自分の意図した行動に対して違う思いを感情的に言われ、それに反応して非常に多くの方に迷惑を掛けてしまった。このようなトラブルを起こしてしまい反省しているし、後悔もしている。どのような罰則も受け入れるし、しばらくは観戦を自粛します。

・B氏
私の思い込みでA氏に向かい強い口調で言葉を発したことが原因で、このようなトラブルをまねいてしまい反省している。蹴られたことは間違いないが、強く蹴られた訳ではなく、痛みや怪我もなく、周りが騒ぐほどの行為だとは感じていなかった。試合後に直接A氏と話をし、お互いに謝罪もしている。自分が原因をつくったので本当に申し訳ない。A氏が試合観戦に戻られるまで、自分も観戦を控えたい。

■処分内容
・A氏に対し、厳重注意を行った上で、ホームゲーム2試合(7月11日:鹿島アントラーズ戦、7月19日:サガン鳥栖戦)の入場禁止。なお、上記期間内に開催されるアウェイゲーム(7月15日:FC東京戦)も入場禁止となります。
・B氏に対し、厳重注意を行う。
Jリーグで定める統一基準に照らし合わせ、また当事者双方との面談結果を踏まえ、上記処分を決定しました。両者ともに、今後このような問題行為・トラブルは二度と行わないこと、このようなことが発生した場合には更なる厳罰・処分を受け入れることを誓約しております。

■応援について
2015シーズンも毎試合熱いご声援をいただき、クラブとして大変感謝しております。皆様の応援は、選手・スタッフを勇気づけ、勝利を目指すチームの原動力となっております。
当クラブでは、試合運営基本方針「7つの想い」をコンセプトに、サポーターの皆様のご理解・ご協力を得ながらスタジアムづくりを行っております。応援の方法やスタイルに関しては、これまで長年に渡りサポーターの皆様で意見交換を行い、創り上げてきた「新潟オリジナル」のものであると思っております。
新潟らしさとは、共に助け合う気持ち、温かさ、優しさ、お互いを認め信じあう精神を尊重することです。「勝利に向かいチームをサポートしたい、応援したい」という気持ちは、応援いただく皆様の根底に共通してあることであります。そのような中、アルビレックス新潟を応援する仲間同士で起こった今回の事象は、非常に残念でなりません。
サポートとは、フェアな声援・応援のことであり、悪質・威圧的で他人を不快にさせる言葉や暴力などの手段による行為のことではありません。
今一度、原点に立ち返り、「信頼・対話・新潟を愛する気持ち」を胸に、ホーム・アウェイともに選手・スタッフに熱い声援を、そしてご来場いただくすべての皆様が安心して観戦いただける環境づくりに何卒ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

■参考
アルビレックス新潟試合運営基本方針
<スタジアムづくり7つの想い>
デンカビッグスワンスタジアムでのホームゲーム観戦方法
<詳しくはこちら>



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