本日、1月17日（木）、アルビレックス新潟トップチームは16時から、東北電力ビッグスワンスタジアムで新体制発表記者会見を行いました。新しい選手、スタッフが参加してのこの会見。降雪のため足元の悪い中でしたが、多くの報道陣の方々に足を運んでいただきました。


今回の会見には柳下正明監督、田村貢代表取締役社長、神田勝夫強化部長、新任となる三浦文丈コーチ、そして新しく加入した9人の選手です（期限付き移籍から新潟に戻った川又堅碁選手、奥山武宰士選手は参加しませんでした）。柳下監督から会見冒頭には「いよいよ明日、シーズンがスタートします。新しい選手、スタッフを迎えて精一杯戦っていきます。アルビレックス新潟のよさでもある、アグレッシブにプレーし、アクションを起こして相手のゴールを目指すサッカーをしていきます。一つでも多く勝利し、一つでも上位にいけるよう、お互いに厳しさを持ち、チームが一つになって最後まで絶対にあきらめないプレーをしていきます。1年間、どうぞよろしくお願いします」と今シーズンの決意が話されました。


その後は選手自身から、今シーズンのコメントなどが話されました。ポジションごとに紹介していくと、まずはGKの竹重 安希彦（あきひこ）選手。非常に大柄な体格で「攻撃の起点にもなりたい」と意欲を話していました。DF登録はキム クナン選手、濱田 水輝選手、そしてユースから昇格した川口尚紀選手です。川口選手は昨シーズン、ユースに所属しながら天皇杯に出場した実力の持ち主。1年目から試合出場を目指します。キム クナン選手、濱田選手に関しては質疑応答の中で柳下監督から「昨年の2人よりも、高さ、強さ、スピードのある選手だと思う」とコメントがあるほど、ポテンシャルの高い選手です。濱田選手は「去年の新潟は失点数が非常に少なかったので、今年もそれを継続した中で、自分の特徴である対人の強さ、空中戦を活かしながら、さらに守備を向上させてチームの勝利に貢献できるよう頑張りたいと思います」と意気込みを話していました。


中盤はレオ シルバ選手、小塚和季選手、成岡翔選手の3名となります。第91回全国高校サッカー選手権大会での活躍が記憶に新しい小塚選手。新潟県出身の選手として期待がかかります。成岡選手はジュビロ磐田で大井選手、菊地選手、そして柳下監督と同じチームに在籍していた経験があります。本人は「まさか同期の二人、1年目に監督をされていた柳下監督と、11年目にして同じチームでやるとは思っていませんでした」と驚きもあったようですが「柳下監督からは初めて指導されるわけではないので、入りやすい部分はあるのかなと思います」と話していました。ブラジル人選手のレオシルバ選手は「ハジメマシテ。このチームに最大限貢献できるように、そういった思いを持って来日しました。チームがいい結果を残すことが私にとって第一目標であり、これからチームと一緒に成長できればと思います。サポーターの方と少しでも喜びを分かち合えるように頑張りたいと思います」と挨拶がありました。来日の際に『はじめまして』を練習してきたようですね。


そして、FWは田中達也選手、岡本英也選手の2人です。田中達也選手の挨拶の際には、その注目度の高さからか、一斉にカメラのシャッターを切る音が聞こえました。本人もその期待の高さを十分に感じたことでしょう。「まずはこの新潟でプレーできることを光栄に思います。一点でも多く取り、チームの勝利の貢献できるように頑張ります」と短めの挨拶ですが、力強さを感じることができました。岡本選手からは「個人的に去年はなかなか試合に出ることができなかったので、今年はその悔しさをピッチの上で爆発できるように頑張りたいと思います」と高いモチベーションが感じられるコメントがありました。昨年は得点力不足に苦しんだシーズンとなったため、攻撃的な選手にかかる期待も大きいところでしょう。


今シーズンは上記の選手を加え、新しいシーズンがスタートします。まずはこれからのトレーニングやキャンプでチーム内での理解を深め、シーズン開幕に備えます。この選手たちがどんなプレーを見せてくれるのか、改めて期待の膨らむ会見となりました。いよいよ明日からトレーニングがスタート。2013シーズンのスタートです。

※明日はHARD OFF ECOスタジアム新潟でのトレーニングとなり、一般の方のご見学はできません。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。フォト日記、モバイルアルビレックスでトレーニングの様子を掲載いたしますので、ぜひご覧いただければと思います。