タイ王国・チェンマイでのトレーニングが本格的にスタートしました。チェンマイは本日も晴天。朝方は少しもやが張り涼しさを感じました。これから9日間、タイでトレーニングに没頭していきます。


宿泊しているホテルからサッカーピッチまでは、同じ敷地内にあるのですが徒歩で15分ほど。選手たちは行きはバスのほか、ホテルに設置された自転車で、またスタッフはゴルフカートなども借りて移動をしています。


グラウンドは正規のサッカーピッチのほか、ＧＫ用のトレーニングができる十分な広さがあり、芝も均等に生えそろったいいコンディションを保っています。隣にはもう1面サッカーピッチがあり、7日にトレーニングゲームを行う予定のスパンブリＦＣが、同じくキャンプを行っているとのことでした。


午前のトレーニングはボールを使い、パスをつないでいくメニューからスタート。移動も含めると3日間、ボールには触っていない選手たちは、ボールの感触を確かめ、体を温めていきます。


朝方は涼しかったチェンマイも、トレーニングが始まって数分経つと選手たちの首筋にはジットリと汗がにじんでいました。リズムよくボールと自分を動かし、コンディションを高めていきます。


午後はさらに陽射しが選手たちを照りつけるような天候となりました。選手たちに課されたトレーニングは暑さの中でもしっかりと走ること、闘うことを求めるものでした。


ゲーム形式のメニューが終わると休む間もなく攻撃陣はシュート、守備陣はクリアを繰り返すという厳しいものもあり、足取りが重くなる選手を川浪選手が「がんばれ！ がんばれ！」と背中を押す場面もありました。


タイキャンプについて吉田監督は「今はまだですが、いずれ僕たちが強くなればＡＣＬも視野に入れなければいけません。ブリーラムとの対戦もそうですし、移動もそうです。『こういうことが起こるんだ』と知ることは刺激的になると思います」と、現在のチーム力アップはもちろん、クラブの長期的な部分も見すえていました。トレーニングは明日も二部練習を予定しています。