コルテース選手移籍加入内定会見の会見録

2015/1/21
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いつもアルビレックス新潟に温かいご声援をいただきまして、ありがとうございます。アルビレックス新潟は1月21日(水)に先ごろ移籍加入内定を発表したコルテース選手の移籍加入内定会見を開催しました。

記者会見にはコルテース選手のほか、柳下正明監督、神田勝夫強化部長が出席。冒頭、神田部長から挨拶とともにコルテース選手の紹介があり、「新体制会見には間に合わなかったが、本人がいち早く新潟に来たいと思った以上に早く新潟に来てくれた」と会見開催について触れられました。

以後、会見でのコルテース選手のコメント、また報道陣からの質疑応答について、ご紹介いたします。


【コルテース選手挨拶】
はじめまして、コルテースと言います。僕の特徴は攻守ともにハードワークできるということ。こうしてアルビレックス新潟の一員になれたことをとても幸せに思っています。シーズンを通してしっかりチームに貢献できるように。来日してからというもの、非常にチームの皆さん、クラブの関係者に非常に温かく迎えてもらって、また素晴らしいサポーターがいるということも聞いています。僕自身、素晴らしい環境のもとでしっかり準備を進めていきたいと思います。

素晴らしいスタッフ、関係者、素晴らしいサポーターに囲まれて、僕自身はしっかり準備をしていきたいと思います。今年一年、いい一年にできればと思っています。

※以後質疑応答
――具体的にどんなプレーを得意としているか。

基本的にオフェンシブなタイプの選手だと自分自身を思っています。攻守ともにハードワークを基本としていますが、しっかり攻撃するためにはしっかり守らなければならない。それは基本的なことだと思いますが、ディフェンシブな部分で、自分のプレーというのは相手からボールを奪い取ってカウンターができることだと思います。

繰り返しになりますが、しっかり守ってボールを奪う、そこから味方にパスをフィードして攻撃に移るということを中心にしながらやれば、自分自身も得点を取れるのではないかと思います。


――日本のサッカー、Jリーグへの印象を。

少しゲームを見た印象としては、非常に技術があってスピーディー、激しいリーグだと思っています。その中で新潟という非常に素晴らしいチームに来ることができて、クラブ目標にしっかり到達できるように自分自身いいスタートを切りたいと思います。ゲームの中で結果を残すということは、日々のトレーニングの結果によるもの以外にはないと思います。日々のトレーニングをしっかり重ねていきたいとも思っています。


――新潟に来るまでに新潟のことを誰かに聞いたりはしたか?

正直なところ、前情報というものはありませんでした。ただ、この素晴らしい環境を目の当たりにして、非常に感銘を受けました。早々にサポーターの皆さんにお声がけもいただきましたし、非常に素晴らしい環境だなと。あとはトレーニングに参加して日は経っていませんが、素晴らしいコーチングスタッフに恵まれたなという気持ちでいます。

私自身、いまモチベーションが高く、幸せな気持ちでいっぱいです。ここまで来られたことに神様に感謝したいと思いますし、せっかく得た機会ですので、この機会を無駄にすることなくしっかりチームに貢献したいと思います。


――神田部長から予定より早く来日したとの話もあったが、そこにはどういった想いが。

もちろん自分としては少しでも早く来日したいという気持ちはありましたが、実際は契約問題や書類上のこともありました。ただ、思った以上に早く来ることができたのは自分自身、なるべく早くチームに合流してプレーしたいという思いからです。

無事に日本に来ることができたので、これから監督はじめコーチングスタッフの皆さんの指示をいただいて、トレーニングに励んでいきたいと思います。


――新潟はよく走るチームだが、走ることへの自信は。

少しの期間ですがアルビレックスのサッカーを自分なりに研究する中で、もちろんスピードだけではなく、このチームには技術的にも総体的にもレベルの高い選手がたくさんいると思います。もちろん先ほど言ったように、スピードと技術が融合されたチームだと思っています。その中で自分がどのように貢献できるかということをこれから日々の練習の中で見出していきたいと思います。


――これまで素晴らしい経歴を持っているが、日本でプレーをしようと決断した決め手は。

長年、日本でプレーしたいとは思っていました。同じ時期にブラジルの他のクラブからもオファーという形はいただいていましたが、もちろん日本に来たことに後悔はまったくしていません。ここに来られたこと、新潟に着けたことを神様に感謝して、いま自分は先ほども言ったようにやる気に満ちあふれていますので、この場所でチームメイトと神のご加護があるように、また励んでいきます。この環境と、チームの雰囲気にとても期待感が高まっています。少しでも長くプレーできればと思っています。


――神田部長に。強化ポイントとして何を目指していたか。その中でコルテース獲得に至った経緯を。

【神田】2014年の戦いを監督と話しながら、重要ポイントを挙げていました。既存の選手はほぼ残ってくれるというところから、ブラジルに渡り、彼のプレーを見て新潟の補強ポイントと合致するプレースタイルに非常に興味を持ちました。


――柳下監督に。コルテースにどんなプレーを期待し、どんな存在になってほしいか。

【柳下】新潟は昨年まで左利きの選手が絡んでいない。左サイドからのクロスあるいはセットプレーでの左足からのキックをひとつプラスしたいということ。それと、現代のサッカーでサイドバックは非常に重要です。時間を作る組み立ての時に、起点になれる選手。そしてフィニッシュまで長い距離を走ってゴールに絡むプレースタイルの選手というのはすごく大事です。そういう選手がいるチームが実際にいいチームになれるし勝てる。そういうところで獲ってもらいました。

そんなに多くはないですがビデオを見ると、そのような特徴がある。左足の精度が高いボールが蹴られる。ゲームでどんどんそういうプレーを出してもらいたいと思います。もちろんサイドバックだけではなくてひとつ前のプレーもできるとみています。ゲームに関して、どちらで使うかは今は決めていませんが、左サイドからチャンスを多く作ってもらえればと思います。

代表でもプレーしているので、そういったところの経験、厳しさですよね。まだまだアルビレックスの日本人選手は若い選手が多い。そのあたり、レオシルバと一緒に、若い選手に伝えてくれればなと思います。


――サッカー中心の生活になると思うが、サッカー以外の部分で来日して期待することなどがあれば。

正直なところ分からないです。というのは、僕が来日した目的はサッカー選手としてサッカーをするためです。そこでベストを尽くすことに焦点を置いて今シーズンをスタートしなければいけないと思います。サッカー以外のところでどう日本で生活するかは、合い間のオフなどで少しずつ見つけられたらと思っています。

それはサッカーの次に来ることだと思うので、まずはサッカー、自分がいま置かれている状況というのを少しでも早く把握して、新潟、アルビ、チームメイトのためにいいシーズンを過ごせるようにしっかりと自分の置かれている状況を見極めたいです。


――柳下監督に。これでチームの編成はほぼ終了したと思うが、コルテース選手が加わって、改めてシーズンへの戦いについて。

【柳下】昨年シーズン初めにはキム・ジンスがいて、サイドからの攻撃も新潟のひとつの武器でした。彼がいなくなってからの残りのシーズンは逆に左サイドの崩しに苦労したところがあります。先ほども言いましたが、左サイドをフリーランニングして崩したり、個で1対1を打開してチャンスを作るプレーが見られます。左サイドからの攻撃が増えることを期待しています。

左サイドの攻撃が増えるということは、また右サイドもよりチャンスが増えるだろうし、あるいは中央もと、色々な攻撃パターンができるのではないかと感じています。


――柳下監督に。これまで色々なブラジル人を指導してきたと思うが、コルテース選手のプレーを見てどういった印象を受けたか。

昨日はランニングで、今日はウェイトですからサッカーはやっていないですが、新潟のスタイルに合った、すぐ順応できそうだとは感じました。昨日の走りも、非常に素晴らしい走りをしていました。技術的なものはブラジル人ですので問題ない。新潟のサッカー、あるいは日本のサッカーにすぐ順応できそうな感じはしました。


――サポーターにどう呼んでほしいか。こういうプレーを見てほしいというものがあれば。

今まで「コルテース」と呼ばれていますので、コルテースと呼んでもらえればと思います。これから皆さんには、自分だけではなく選手たちはシーズンを通してグラウンドを駆け回ると思います。ひとりひとりがユニフォームに誇りを持って、それぞれが役割を献身的に行う。アルビレックス新潟の過去のビデオを見ていると、どうしてもサポーターの存在が気になっています。非常に熱烈なサポーターがいると事前情報で僕自身も分かっているつもりです。

今シーズン、サポーターの皆さんには今まで以上のサポートをお願いできればと思います。選手は先ほども言ったように全力でグラウンドで結果を残せるように頑張りたいと思いますので、少しでも多くの方にスタジアムに足を運んでいただければなと思います。


――長年日本でプレーしたいと思っていたとのことだったが、どうしてそう思われたか。

ブラジルにいた時から、日本でプレーをしたことがある友人や関係者から、日本のサッカーについて非常にいい話を聞かされていました。サッカー自体も非常にテクニカルでスピーディー。サッカー以外の部分でも家族が生活していくうえで申し分ない環境だという情報を聞いていました。『日本に行ってみたいな』とは以前から思っていました。

その中で、神様が僕をここに導いてくださいました。ここに来たことを後悔はありません。新潟は技術もあり、スピーディーなサッカーをする印象を持っています。これまで自分が経験したものとは違うところで、新たなサッカー人生をスタートさせるのも、自分自身としては新しい試みですので、これからのキャンプで3月7日に向けていい準備ができればと思います。


――今ほど言ったが、違う環境のサッカーが日本にはあると思う。日本のサッカーに適応して苦戦するという話もあるが、不安はないか。

人生は挑戦だと思っています。もちろん新しい環境でプレーすることに心配がないと言えば嘘になりますが、その心配を上回るほどのモチベーションに僕自身は満ちあふれています。ここに来て、アルビレックス新潟のフロントスタッフやコーチングスタッフが非常に歓迎モードで僕を迎え入れてくれたことに、まずはとても感謝しています。自分がトレーニングを怠ることなくしていれば結果はおのずと付いてくると思っていますし、チームメイトとともにチームの勝利のために貢献できればと思っています。

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