高知キャンプも2日目に入り、午前、午後の二部練習がスタートしました。ここから高知キャンプは本格化。フィジカルトレーニングとボールを使ったトレーニングを並行して実施していきます。


午前は主に屋内でのフィジカルトレーニング。選手たちは設定された14種目のメニューを2人1組で次々に取り組んでいきます。特に下肢は複数のメニューを通してさまざまな部位に刺激を与えていました。


「このトレーニングに笑顔は必要ないぞ！」と真剣さを強く求めたトゥッコフィジカルコーチ。「俺たちは遊びに来たわけじゃない。ひとつひとつを通して成長しないといけない！」と大きな声で選手たちを鼓舞し続けていました。


新しく新潟に加わった選手の中には「今まで経験したことがない重さ」と驚いていましたが、シーズンを通して行われるウェイトトレーニングによって、全員がクリアできるようになり、公式戦の場では相手に当たり負けしない体が作られていきます。


負荷の高いウェイトトレーニングが行われましたが、午後はピッチでボールを使ったメニューが、こちらも本格的に行われました。４vs2などでボールタッチを確認しつつ、スペースへ飛び出すことも柳下監督は求めていきます。


「分かっている選手もいるけれど、忘れている選手もいるぞ！ パスを出したらすぐに前、横に動いてもらい直す動きをしてくれ！」。常に運動量を発揮してサポートを怠らず、ボールをどんどん動かしていくのが昨年積み重ねてきた新潟のスタイルです。その感覚をもう一度体に浸透させるために、今後も継続していくことを柳下監督は強調しました。


今週末には高知大との練習試合が早くもひかえています。フィジカルを鍛え上げる要素が強い高知キャンプの前半戦ですが、同時にボールも扱いながら、感覚とともに新潟のスタイルを選手たちに植え付ける作業も行われています。