新潟の守備を司るセンターバックを務めるのが、36歳のベテラン、舞行龍ジェームズ選手です。屈強なフィジカルを生かしたディフェンスはもちろん、豊富な経験による鋭い読みと冷静なプレーで、これまで何度となくチームの危機を救ってきました。
対戦相手の町田は、堅い守備はもちろん、そこからの切れ味鋭い逆襲が強力なチームです。味方の攻撃時に、次の局面、相手の反撃に備える舞行龍選手のプレーにご注目ください。

高校卒業と同時にアルビレックス新潟へと加入し、今年でプロとして5シーズン目を迎えた小見洋太選手は、新潟の攻撃に躍動感をもたらしてくれるプレーヤーです。ボールコントロールと、前方への推進力に優れ、右サイドも左サイドもそん色なくこなし、チャンスメークからフィニッシュまでに幅広く関与します。
ペナルティキックにおける独特の助走も、小見選手の特徴の一つ。彼がペナルティスポットに立つ機会があれば、決して見逃さないようにしてください。

新潟の攻守に欠かせない選手の一人が、星雄次選手です。無尽蔵ともいえる運動量で、ピッチのいたるところに姿をあらわし、攻守をつなぎます。1試合の走行距離が13Kmを超えることも珍しくない星選手。距離もさることながら、質をともなった効果的な走りによって、チームは支えられています。
星選手がどのくらい攻撃の局面にからめるかは、新潟のサッカーの好不調を見るうえでのバロメーターの一つ。前線の選手を追い越して、相手ゴール前に走る瞬間をお見逃しなく。

チームの最前線で、攻撃と守備のスイッチを入れる役割を担うのが、長谷川元希選手です。スピードとテクニックに加え、スタミナもあわせもった彼の存在が、今季の新潟のサッカーを成立させていると言っても過言ではありません。守備の先頭にたって、相手のボール保持者へ迫る姿からは、責任感と頼もしさが漂います。
対戦相手の町田は守備組織の整理という点においては、リーグ屈指のチームです。そんなチームの守備を崩すために必要なのは意外性です。長谷川選手のアイディアあふれるプレーに期待が集まります。