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アカデミー&メソッド部門:スタッフのコーアナリシスエリア(コーラーニング)

2021/10/24

今回はアルビレックス新潟アカデミーで行っている、スタッフのコー・アナリシス(分析)エリアについて紹介します。このエリアは、コーラーニングのプロセスの一部で、コーチ間、選手間で行っています。鎌田秀平U-13コーチをエリア長に、内田潤アカデミーダイレクター兼U-15監督のサポートのもと、活動を行っています。

このエリアの目的は2つあります。1つは、スタッフのトレーニング中、試合中の振る舞いを分析・評価し、スタッフの成長を促進し、クラブ独自のコーチングスタイルを構築すること。2つ目は、分析を通してアルビレックス新潟アカデミーの指導者に求められる要素について共通認識を持つことです。

2つの目的を達成するために、いくつかのステップがあります。

1つ目のステップは、毎週アカデミースタッフ全員で行っている「テクニカルディスカッション」というミーティングを通して、クラブ内のコーチングスタイルを構築することです。

2つ目のステップは、評価ポイントの設定と指導者としての資質を評価するための管理シートを作成し、試合やトレーニングで分析とフィードバックを行うことです。


3つ目のステップは、担当スタッフが試合やトレーニングを行うスタッフを観察します。この分析を行うスケジュールは、エリア長が毎月スタッフに共有しています。

4つ目のステップは、分析を行ったスタッフが、分析された側にスタッフに対して結果報告を行います。



このエリアで重視していることは、アカデミースタッフが取り組んでいるクラブのコーチングスタイルの構築と、スタッフ間で指導の質を上げていくために協力し合うことです。

アルビレックス新潟アカデミー コーアナリシスエリア長 鎌田秀平U-13コーチ


スタッフのコーアナリシスエリアでは、スタッフに求められる要素を考えることから評価項目の決定まで、多くの話し合いの中で進められてきました。スタッフ間で年齢やカテゴリーに関係なく分析・評価を行うことで、たくさんの気付きがありました。フィードバックでは評価者だけではなく、お互いに意見を出し合いながら振り返ることができており、指導者としての成長につながっていると感じています。自分のカテゴリーだけでなく、時間をつくって熱心に分析を行ってくれるスタッフの皆さんに感謝しています。今後もこの取り組みを進めていく中で、さらに良いものにしながら、アルビレックス新潟の指導者として成長できるように取り組んでいきたいと思います。



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