【フォト日記】1試合、1試合

2009/4/10
J1リーグ第5節京都戦を明日に控えた今日のトレーニングは、9時半からスタートしました。すでに20度近くまで気温が上昇する好天の中、アップに続いてポジション別のパス回し、セットプレーの確認、シュート練習の後、今週もやって来ました恒例のリラックスゲームタイム。

いつもは選手が主役のピッチですが、週に一度のこの時間、コーチングスタッフのモチベーションが違います。青色チームの海本コーチが対戦相手である黄色チームの大島選手、黒崎ヘッドコーチの前線を見て「この2トップはやばい」とひと言。すると黄色のビブスを着た吉満フィジカルコーチが自分の存在をさりげなくアピールしつつ、すかさず「3トップや!」。試合が始まると、松下選手からのパスを受けたジェルソンGKコーチが絶妙の落とし! ところが、ヨンチョル選手がこれを空振りし、ジェルソンGKコーチ、大いに悶絶します。かと思えば吉満フィジコ、2タッチルールのところを3タッチしそうになり、無抵抗に青チームにボールを奪われ、チームメートから「よっさん!」、「切り替えろ!」の突っ込み…いやいや、コーチングを受けます。その後も吉満フィジコ、ペドロ選手に高速ドリブルで脇をすり抜けられて「あ〜怖…」と目を見開いたかと思えば、高徳選手にボールをさらわれて「なかなかエエ目をしとる!」などなど、大活躍でした。

大いに盛り上がったリラックスゲームで今日の練習は終了。この1週間、素晴らしい天気のお陰もあり、しっかり準備を整えられたチームは、午後、京都に向けて出発しました。

中盤でのダイナミックな動きでチームを活気付けることが期待される松下選手は、結果にこだわると同時に、明日の試合に集中しています。

「この順位をキープしたい。そのためにも1試合、1試合を大事に戦いたいですね。先、先を考えるのではなく、目の前の試合に集中することが大切。個人的にはシュートを意識することですね。マリノス戦でも1本ありましたが、こぼれ球を拾ったり、積極性を出せれば。それから、セットプレーでしっかりチャンスをつくりたいです」

鈴木監督も、今後さらに良い戦いをするためにも、明日のアウェー京都戦の重要性を意識しています。

「サイドアタックが重要な要素になると思います。クロスの本数を多くしていきたいし、ただ上げるだけでなく、中に入ってくる人数もカギを握る。内容のある戦いをしっかりしたいですね」

アウェーでのゲーム、今季2試合目のナイター、これまで未勝利の西京極と、難しい条件の下での戦いとなりますが、チームは必ずやアグレッシブな戦いを見せてくれるはず。ぜひ、ご声援よろしくお願いいたします!

またプレナスなでしこリーグが、いよいよ明日、開幕します。アルビレックス新潟レディースは、アウェーで浦和レッズレディースと対戦。大事な初戦に向けて、チームは約2時間、集中した練習を行いました。明日の浦和戦で、左足を駆使して攻撃の中心になることが期待される上尾野辺選手は、今年のチームの特徴を意識しつつ、次のようにプレーイメージを膨らませています。

「今年のチームは、人が動くところ、ポゼッションのところで良くなっている分、ボールを持ち過ぎないで、少ないタッチでボールを動かして起点になりたい。まだ連係が合わないところがあるので、ボールの失い方には注意して結果を残したいです」

新キャプテンの山本選手が誓うのが、粘りの戦いです。

「試合中に苦しい時間帯はあると思いますが、最後まで何が起こるか分からないのがサッカー。厳しい展開でもあきらめないで、自分たちのサッカーを出し切りたいです。明日、新潟に残っているメンバーもいるし、去年のメンバーの中には今年プレーしたくてもできない人たちもいる。いろんな人たちの気持ちをおろそかにしないようにプレーします」

今シーズン、上位を脅かす戦いを目指す奥山監督は、これから始まるシーズンを次のように見ています。

「補強によって決定力や、スピードがプラスされ、楽しみな部分もありますが、自分たちだけでなく、他のチームも良くなっている。拮抗した戦いになると思います。それだけに、ちょっとしたところの精度、強さを発揮して、取りこぼすことなく競り合いに勝っていきたいですね」

駒場で行われる明日の浦和戦は、13時キックオフ。ホーム開幕となる19日のINAC戦(13時キックオフ@東北電力ビッグスワン)につながる、内容と勢いのある試合に期待しましょう!!


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