【フォト日記】攻撃のスイッチ

2009/5/4
磐田戦を明日に控え、本日の練習は非公開で行われました。「いつもの試合前日と同じように、セットプレーや戦術の確認を行いました。ただし、時間は短くしました」と、練習後の鈴木監督。この5連戦の中でも、中2日で試合が続く最も厳しい状況ということもあり、選手たちのコンディショニングが最優先されたようです。

浦和戦の惜敗で、連戦はここまで1勝1分け1敗。上位で戦い続けるためにも、明日の磐田戦はきっちり勝利を収めたいところ。そのための大前提として、調子を上げてきている磐田の攻撃を封じなければなりません。チームの最後の砦としてゴールマウスに立ちはだかる北野選手も、気合が入っています。

「イ・グノの加入によって、速さが加わりましたね。さらに後ろから出てくる前田、ジウシーニョにも注意しなければならない。リスクマネジメントが重要ですね」

守備の陣形を動かす北野選手の『声』の重要性が、明日は一段と増すことになります。それに加えて、『攻撃のスタートボタン』としても、北野選手の役割は小さくありません。ボールをしっかりキャッチしてからのキック、スローからの素早い攻撃から、明日も多くのチャンスをつくり出したいところ。さらに一見、守りのプレーに思えるパンチングも、実は攻めるための第一歩であることが少なくないのです。

「あらかじめ味方がどこにいるのかを把握しておいて、そこにはじき返すことを心掛けています。つながれば、すぐに攻めることができますから」(北野選手)

ボールの性能が向上したことによって『ぶれ球シュート』ばかりではなく、最近はクロスボールの変化も大きいのだそうです。キャッチングからパンチに瞬間的に変えるなど、より冷静で素早い判断力が現代GKには求められるのです。

安全第一の単なるクリアではなく、流れの中からいかに自分たちの攻撃につなげていくのか。攻撃のスイッチを入れる北野選手のプレーから、明日も多くのビッグチャンスが生まれることを期待しましょう!


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