【フォト日記】敗戦を糧にする

2009/7/13
7月12日(日)、アルビレックス新潟レディースは福島県・Jヴィレッジで東京電力女子サッカー部マリーゼと対戦しました。ここまでジェフレディース、高槻を連破してきた新潟L、クラブ史上初となるなでしこリーグ1部3連勝がかかっていました。

CBの要である詫間選手を累積警告で欠いた新潟は、ボランチの川村選手をCBに下げ、本来の4−3−3から4−4−2に布陣を変えて臨みました。試合開始から新潟はボールをつないでマリーゼのゴールに迫ろうとするものの、マリーゼの堅い守備になかなか変化をつけることができず、相手のエリア深くまで侵入することができません。

逆にマリーゼは、中盤、あるいはDFから前線に長いボールを当てる攻撃を序盤から展開。これに対して新潟はCBに回った川村がよく身体を当てて競り合ったものの、セカンドボールの争いで劣勢に立ち、自陣に押し込まれます。先制を許した後、いったんはFW大石の3試合連続ゴールで追いつくものの、形成を逆転することはできず、4−1という大差で敗れてしまいました。

「相手が長いボールを入れてきた時点で、プランの変更が必要だったと思う」と、奥山監督は反省の弁。このところ数試合、志向するボールをつないで局面を打開するサッカーをピッチで表現することができていた新潟ですが、この日はそれを見せるどころか、相手のサッカーに対応することができず、失点を許す悔しい90分となってしまったようです。

「この相手はいいサッカーができるけど、この相手は苦手、ということではいけない。どの相手にも対応することができなければ」と奥山監督は続けましたが、現在6位の新潟が、さらに上位を目指していくためには、どの相手に対しても勝ち点を積み重ねていくことが必要になってきます。

次節・東北電力ビッグスワンで対戦する岡山湯郷Belleも、堅い守備が特徴のチーム。「この負けは次に生かさないと。しっかりと試合を見直して、課題を改善しないといけない」と、法師人選手は強い口調で語っていました。この敗戦を糧に、東北電力ビッグスワンでどう戦うか。新潟Lの週末に注目です!


ユニフォームパートナー