【フォト日記】全国ホームタウンサミットを開催

2009/11/16
11月14日、15日は全国のサッカー関係者が一堂に会し、ホームタウンの在り方を議論する全国ホームタウンサミットが、新潟市のチサンホテル&コンファレンスセンターで開催されました。
今年は第10回目となる記念大会ということもあり、北は札幌から南は熊本まで、全国28クラブのスタッフとボランティア、自治体や商工会議所の関係者、Jリーグやサッカー協会の関係者など、約200名が参加し、「Change! スポーツがくれた宝物」をテーマに議論を行いました。

サミットは14日(土)の午後1時からスタート。TeNYの須山司アナウンサーのもと、まず主催者を代表して「スポーツで幸せなまちづくり実行委員会(以下、スポまち委)」の山本和則委員長が開会の挨拶を行い、新潟までわざわざ足を運んでくださった全国の皆様に感謝の意を伝えます。
ご来賓による挨拶の後、Jリーグ監事で湘南ベルマーレ代表取締役の眞壁潔氏による特別講演会が行われました。

眞壁氏は1999年に平塚で初開催されたサミットを立ち上げた方でもあり、サミット開催に至るまでの経緯について興味深いお話をして頂きました。当時は湘南がクラブ存続の瀬戸際に立たされた時期でもあり、「地域のクラブがどのような問題を抱えているかを情報交換したかった」と、サミット設立の動機を明かしていただくとともに、「湘南のスポーツとコミュニティーの発展に尽くす。それが我々の考えるベルマーレの姿だ」と、クラブの存在意義などを熱く語っていただきました。

講演会終了後は、篠田昭新潟市長とアルビレックス新潟社長の田村が登壇し、篠田市長コーディネートのもとで座談会を実施。最初のテーマは「Jリーグ百年構想」。クラブとホームタウンの関わり方について、具体例を交えながら眞壁氏とともに田村からもご紹介させて頂きました。それに続いて、「いかにスタジアムを満席にするか?」、「スポーツでもっと幸せな国に」などのテーマを中心に意見交換が行なわれました。

座談会終了後は、会場を新潟市総合福祉会館に移し、3テーマに分かれて分科会が開催されました。分科会では、「スポーツとまちづくり」「クラブを支える組織づくり」「ボランティア活動の魅力づくり」をテーマに、クラブ関係者や後援会関係者、ボランティアの皆さんが、それぞれの方向性などについてを討論されていました。各分科会でもパネリストだけではなく、参加者の方々から積極的な意見が次々に出され、予定時間によってやむなく終了とさせていただく分科会もあるなど、熱気を帯びた内容となっていました。

分科会終了後、チサンホテルに戻り、午後7時から懇親会が行われました。
スポまち委の萱場和彰副委員長の挨拶に続き、田村社長が乾杯の挨拶を行い、懇親会が開会しました。分科会では消極的だった方も懇親会では新潟の銘酒の力を借りて積極的に情報交換を
行っていました。また、ホームタウンサミットでは恒例のアトラクションでは、仙台を皮切りに各地域の特色ある紹介が行われ、会場内は大いに盛り上がりました。最後はホストの新潟が必殺の「飛び道具」を披露し、懇親会はお開きになりました。

サミット2日目は地域活動報告会と分科会報告を実施。地域活動報告会では、最初に「サッカー王国の継承」をテーマに長谷川健太、堀池巧、大榎克己の3選手を育成された静岡の綾部美知枝氏さんがご講演。それに続き、当クラブの小山事業本部長と、元アルビレックス新潟チアリーダーズの島田若枝子さんによる「スポーツのまちへ!新潟の足跡」と題した報告をさせていただきました。

ボランティアやホームタウンの関係者が集う機会は年間でも限られており、今回のサミットを通じて各ホームタウンでの課題や取り組みを紹介し合うことが、今年、また来年以降の活動に十分に生かされていきます。15日午後には東北電力ビッグスワンスタジアムやハードオフエコスタジアムを巡る市内観光ツアーも実施され、参加された方々は満足して新潟を後にされていました。全国ホームタウンサミットは、次回は甲府で開催をされる予定です。



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