【コラム】えのきどいちろうのアルビレックス散歩道 第53回
2010/6/3
「青春の光と影(ウソ)」
ナビスコ杯第3節(Aグループ)、FC東京×新潟。
東急田園都市線に乗って駒沢大学下車。この辺りは懐かしいのだ。学生の頃、仲間と創刊したミニコミ誌の印刷所がこの町にあった。仲間内でクルマを持ってたのが僕だけ(新宿のかに道楽でバイトして、めっちゃカニくさくなりながら教習所代と中古車代を稼ぐ。クルマは30万のブルーバードU)だったから、製本の受けとり&配送は僕の役目だった。
それから駒沢オリンピック公園競技場の舗道デッキのベンチは、よくデートに使った。お金がなかったから缶コーヒー2つ買って、夜遅くまで色んな話をした。当時、僕はガソリンスタンドで「5リッターお願いします」とかやってましたね。ホントに安上がりだったなぁ。
晴天、5月の週末、そのときの彼女はどこかの町でお母さんになっている。僕は当時とほとんど変わらない服装(Tシャツ、Gパン)でサッカー見に来たよ。
スタメン表を見てFC東京は大変なことになってると思った。W杯準備期間の為、代表&予備登録組がいない。加えてU-19、U-21代表も海外遠征中。そこへ出場停止まで出て、何とフィールドプレーヤー登録の全選手がベンチ入りの事態だ。DFラインなんかゴソッと入れ替わってる。
いや、これは矢野貴章、酒井高徳の抜ける新潟より変数が大きい。どういう感じになるだろう。僕も初めて見る選手がいる。
そしたらFC東京の若いのが頑張ったんだよねー。売り出し中の重松健太郎がギラギラしてる。新潟は受けにまわったなぁ。受けにまわることで相手を調子づかせてしまった。
そりゃほぼ普段通りのメンバーが揃った新潟だ。そうカンタンに型崩れしない。受けにまわったって何とかなる。
だけどできたら試合開始からハイテンションで行きたかった。相手があわててるうちに試合を決したかった。まぁ、そういう芸風でもないんだけど。試合が進むにつれてチャンスの数自体が少なくなる。
エクスキューズ(言い訳)を挙げるとすれば当日の暑さ、それに荒れたピッチ状態だ。まぁ、それはお互い様なんだけど、出場のチャンスに燃えるFC東京の若いのの方がそのなかで奮戦した。ピッチ状態はむしろFC東京の方に悪く出て、中村北斗がタンカで退場したり、人手不足に拍車をかけた。まぁ、「緊急事態」の方がテンション高いのはしょうがないとも言える。
だもんでロスタイム、大竹洋平の決勝ゴール(90分)は、残念ながら流れからして順当と言うしかない。
唯一、不満なのは手元の時計でロスタイムが過ぎていたことだ。W杯でも笛を吹く西村雄一主審、ちょっと目分量が過ぎるんでないのー、と注文をつけたくなるが、まぁ、そこは総合的な判断だからなぁ。
僕は思い出の地、駒沢で新潟の「サヨナラ負け」を見ることになった。まぁ、これはFC東京の若いのからすると「ロスタイム劇的勝利」だ。何かこの場所は高校サッカー選手権の印象もあって、青春っぽいんだよな。
振り向くな。僕はもう美しくないけど。っていうか、若者の頃も美しいとは言い難い毎日だったけど。 振り向くな、振り向くなよ。
次回、ミッドウィークの京都戦は仕事が片づかなくて行けないんだけど、週末の大宮戦は駈けつけるつもりだ。
「大宮・鈴木淳監督」を初めてホームに迎える。これは行かずばなるまい。
附記1、しかし正確に特定すると、僕の学生時代の思い出スポット、駒沢オリンピック公園・舗道デッキでは「大陶器市」が開催されていました。あんまり思い出に浸る雰囲気じゃなかった。
2、僕、先週の火曜日(18日)、セイローへ練習見学へ行ったんですよ。まだ酒井高徳は普通に練習してました。アルビレッジすんばらしいですね。あとオレンジカフェに飾ってある田中亜土夢サイン色紙の「鉄腕アトムらしきイラスト」最高に下手ですねー(笑)。
3、アルビレッジの芝が画期的に良かった。あれは日本一じゃないでしょうか。だもんで駒沢の芝状態が余計気になりました。ハゲたとこ緑に塗ってあるんだもんなぁ。
※アルビレックス新潟からのお知らせ
コラム「えのきどいちろうのアルビレックス散歩道」は、アルビレックス新潟公式サイト『モバイルアルビレックス』で、先行展開をさせていただいております。
更新は公式携帯サイトで毎週木曜日に掲載した内容を、翌週木曜日に公式PCサイトで掲載するスケジュールとなります。えのきどさんがサポーターと同じ目線で見て、感じた等身大のコラムは、試合の感動が覚める前に、ぜひ公式携帯サイトでご覧ください!
ナビスコ杯第3節(Aグループ)、FC東京×新潟。
東急田園都市線に乗って駒沢大学下車。この辺りは懐かしいのだ。学生の頃、仲間と創刊したミニコミ誌の印刷所がこの町にあった。仲間内でクルマを持ってたのが僕だけ(新宿のかに道楽でバイトして、めっちゃカニくさくなりながら教習所代と中古車代を稼ぐ。クルマは30万のブルーバードU)だったから、製本の受けとり&配送は僕の役目だった。
それから駒沢オリンピック公園競技場の舗道デッキのベンチは、よくデートに使った。お金がなかったから缶コーヒー2つ買って、夜遅くまで色んな話をした。当時、僕はガソリンスタンドで「5リッターお願いします」とかやってましたね。ホントに安上がりだったなぁ。
晴天、5月の週末、そのときの彼女はどこかの町でお母さんになっている。僕は当時とほとんど変わらない服装(Tシャツ、Gパン)でサッカー見に来たよ。
スタメン表を見てFC東京は大変なことになってると思った。W杯準備期間の為、代表&予備登録組がいない。加えてU-19、U-21代表も海外遠征中。そこへ出場停止まで出て、何とフィールドプレーヤー登録の全選手がベンチ入りの事態だ。DFラインなんかゴソッと入れ替わってる。
いや、これは矢野貴章、酒井高徳の抜ける新潟より変数が大きい。どういう感じになるだろう。僕も初めて見る選手がいる。
そしたらFC東京の若いのが頑張ったんだよねー。売り出し中の重松健太郎がギラギラしてる。新潟は受けにまわったなぁ。受けにまわることで相手を調子づかせてしまった。
そりゃほぼ普段通りのメンバーが揃った新潟だ。そうカンタンに型崩れしない。受けにまわったって何とかなる。
だけどできたら試合開始からハイテンションで行きたかった。相手があわててるうちに試合を決したかった。まぁ、そういう芸風でもないんだけど。試合が進むにつれてチャンスの数自体が少なくなる。
エクスキューズ(言い訳)を挙げるとすれば当日の暑さ、それに荒れたピッチ状態だ。まぁ、それはお互い様なんだけど、出場のチャンスに燃えるFC東京の若いのの方がそのなかで奮戦した。ピッチ状態はむしろFC東京の方に悪く出て、中村北斗がタンカで退場したり、人手不足に拍車をかけた。まぁ、「緊急事態」の方がテンション高いのはしょうがないとも言える。
だもんでロスタイム、大竹洋平の決勝ゴール(90分)は、残念ながら流れからして順当と言うしかない。
唯一、不満なのは手元の時計でロスタイムが過ぎていたことだ。W杯でも笛を吹く西村雄一主審、ちょっと目分量が過ぎるんでないのー、と注文をつけたくなるが、まぁ、そこは総合的な判断だからなぁ。
僕は思い出の地、駒沢で新潟の「サヨナラ負け」を見ることになった。まぁ、これはFC東京の若いのからすると「ロスタイム劇的勝利」だ。何かこの場所は高校サッカー選手権の印象もあって、青春っぽいんだよな。
振り向くな。僕はもう美しくないけど。っていうか、若者の頃も美しいとは言い難い毎日だったけど。 振り向くな、振り向くなよ。
次回、ミッドウィークの京都戦は仕事が片づかなくて行けないんだけど、週末の大宮戦は駈けつけるつもりだ。
「大宮・鈴木淳監督」を初めてホームに迎える。これは行かずばなるまい。
附記1、しかし正確に特定すると、僕の学生時代の思い出スポット、駒沢オリンピック公園・舗道デッキでは「大陶器市」が開催されていました。あんまり思い出に浸る雰囲気じゃなかった。
2、僕、先週の火曜日(18日)、セイローへ練習見学へ行ったんですよ。まだ酒井高徳は普通に練習してました。アルビレッジすんばらしいですね。あとオレンジカフェに飾ってある田中亜土夢サイン色紙の「鉄腕アトムらしきイラスト」最高に下手ですねー(笑)。
3、アルビレッジの芝が画期的に良かった。あれは日本一じゃないでしょうか。だもんで駒沢の芝状態が余計気になりました。ハゲたとこ緑に塗ってあるんだもんなぁ。
※アルビレックス新潟からのお知らせ
コラム「えのきどいちろうのアルビレックス散歩道」は、アルビレックス新潟公式サイト『モバイルアルビレックス』で、先行展開をさせていただいております。
更新は公式携帯サイトで毎週木曜日に掲載した内容を、翌週木曜日に公式PCサイトで掲載するスケジュールとなります。えのきどさんがサポーターと同じ目線で見て、感じた等身大のコラムは、試合の感動が覚める前に、ぜひ公式携帯サイトでご覧ください!