【フォト日記】アピール&パワー充電

2010/8/30
昨日行われた横浜F・マリノス戦を終え、遠征メンバーはその日のうちに新潟にトンボ返り。今日は午前中から、リカバリートレーニングを聖籠クラブハウスで行いました。序盤は新潟らしい闘いも見せたものの、3失点での完敗。選手たちは冷静に試合を振り返り、次節以降の糧としている様子でした。

さて、今週からは、最後のタイトルマッチである天皇杯が幕を開けます。アルビレックス新潟は9月5日(日)18:00に、東北電力ビッグスワンで、新潟県代表・JAPANサッカーカレッジと石川県代表・ツエーゲン金沢の勝者(9月3日に試合が行われます)と、対戦することとなっています。クラブ史上初のタイトル獲得に向けて、強い気持ちで臨んでいきたいと思います。

その天皇杯は、リーグ戦でなかなか出場機会を得られていない選手たちにとっても、またとないチャンス。今日は拓殖大とのトレーニングゲームが行われました。ピッチ状態からか、いつもは使用しないCピッチでのゲームとなりました。闘志を前面に出し、激しいぶつかり合いの多く見られる内容となりましたが、チームは3-1と勝利を収めました。

中を固める相手に対して、サイドから何度となく仕掛けていき、ゴールを目指した新潟。前半23分、田中選手からの完璧なクロスを川又選手がフリーであわせ先制。その後も新潟ペースで試合は続いていきます。32分、相手のハンドから右サイド、ペナルティエリアぎりぎりでフリーキックを獲得。キッカーはジョン・パウロ選手。意表を付いたふわりとしたパスをファーサイドに送ると、走りこんでいた鈴木選手が相手をかわし、角度のないところから強烈なシュートを二アサイドに突き刺しました。

後半に入っても、引いた相手に対してもコンビネーションから局面を打開していきます。サイドから何度もクロスが上がりますが、なかなか得点に結びつけることができません。それでも後半28分、クロスからのこぼれ球を、ゴール正面ペナ付近から加藤選手が狙いすました左足でゴールに突き刺し3点目。フリーキックの場面では3人の選手がボールの前に立つなど、積極性を感じられる場面も見られました。試合後に監督は「前向きにやってくれている。そういう選手の思いも噛み締めながらメンバーを選考していきたい。」とコメント。次の試合の天皇杯に向けて各選手がアピールしていました。

一方、試合に出場した選手たちは、午後から4グループに分かれて新潟市内などへ。今日は、クラブのオフィシャルスポンサーでもある「はあとふるあたご」さんが展開されているデイサービスセンターに、訪問をさせていただきました。

クラブと選手会が連携して行う社会貢献活動としては、小学校訪問を昨年から実施していますが、『アルビレックスを応援している、でもなかなかスタジアまで応援に行くことができない』というご年輩の皆さんもいらっしゃいます。地域に根付いた活動を目指すクラブとして、今回はデイサービスセンターに訪問をさせていただきました。

柳都大橋のセンターには、大島秀夫選手と小林慶行選手が訪問。「今日は皆さんとお会いできるのを楽しみにしてきました」と小林選手が挨拶すると、ご利用されている皆さんからは大きな拍手が起こっていました。大島選手は、武器である強烈なヘディングを披露。「すごいね〜」というため息に、両選手ともやや緊張の様子でボールを操っていました。

最後はお求めに応じてサインや写真撮影などに応え、あっという間に予定の時間は終了。熱狂的なサポーターもいらっしゃったようで、中には選手を拝んで感激してくださる方も。選手にとっても、大いに励みになりました。ありがとうございました!


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