【コラム】えのきどいちろうのアルビレックス散歩道 第78回 -part1-
2010/11/25
「名古屋弾丸原稿」
J1第20節、新潟×神戸。
東京下町の自宅。目が覚めた。今日は11月17日(水)。小雨が降っててかなり寒い。これから名古屋へ移動だ。他誌の原稿〆切が続いて、どうやりくりしても当コラムは今日(正確には明朝までに)書かなくてはならない。なので、ロードムービーならぬロード原稿という方式を考案した。通常の回とは趣向を変える。11時東京駅八重洲口発のJRバス「スーパーライナー9号」に乗って、折々に20節・神戸戦を振り返る感じになるだろう。途中、富士山も見えるだろうし、ライブ感覚も味わっていただきたい。ちなみに帰りは22時45分名古屋駅桜通口発の「ドリームなごや2号」だ。天皇杯・名古屋戦を振り返りながらの帰路になろう。か、寝てるかだ。富士山は見えないだろう。
東京駅到着。ここに立つと、日本人はいつの間にかキャスターつきのトランク(でいいんだっけ?)をコロコロひきずってばかりいるのがわかる。で、20節・神戸戦なんだけどね、想像通り難しい試合だったなぁ。昼間、FC東京が勝ったんだよ。神戸は必死だった。新潟はどういうわけか残り日程、降格争いしてるチームと当たる。これは難敵ですよ。神戸は「ビッグスワン未勝利」のジンクスを持ってるけど、それどころじゃないでしょう。
「スーパーライナー9号」車中。揺れるねこりゃ。新幹線と違ってテーブルがないからヒザにPC乗せた状態。僕、これね「早割21」っていうので買ったから名古屋まで2400円ですよ。あり得ないでしょ。で、20節・神戸戦なんだけど、難しい試合だった。それは書いたか。神戸いきなりとんでもねーアグレッシブだったでしょう。新潟は何とか受け流すっていうか、いなして自分のリズムに持ち込もうとした。ヤバいっちゃヤバかったけど、何とかなったんだ。新潟はこういう吸収力がついたなぁと思う。
同車中。神奈川県ですねここは。えーと足柄SAで休憩があるそうです。マルシオのゴール行っちゃう?休憩の後にする? あれは前半26分か、実はラッキーも手伝ったゴールでしょう。敵DF・河本裕之の手に当たってコースが変わった。まぁ、こっちからするとハンドが認められてたらPKだったと思うから一緒なんだけど、神戸側からするとアンラッキー感ありますよね。「天は我を見離したのか」っぽい感情が芽生える。ま、そんなことでプロ選手の心は折れないにしてもイヤな気持ちはしたと思う。
同車中。足柄SA休憩おわり。同じバスにアルビサポがいた。しかし、スポーツ紙の「浦和・マルシオ代理人に獲得オファー」報道はどうなんでしょう。僕はこの日の昼間、BS-TBS中継で浦和×京都を見て、ま、京都の降格を見届けたんだけど、ヒーローインタビューでポンテが泣いてたんだよね。「このチームに残ることはないと思うけど、サポーターの声援は忘れない」とか言って。ポンテの発言が浦和のマルシオ獲得工作を受けてのものじゃないといいんだけどね。これは僕はぜんぜん情報入んないからわからん。
同車中。うわ、富士山曇って見えない。あいたたた。富士山。オレに見せろ富士山。気迫だ。気迫で見せろ富士山。気迫が違ったよね神戸は。球際にきびしく、ウラを突いていこうという意思が徹底していた。それしかないんだ。それをやり切ろうとしている。おそるべき敵だ。後半34分、その意思が実を結ぶ。田中英雄がファウルを奪い、右からFK、ワンバウンドのボールがGK・東口を襲う。前にこぼしたところへパク・カンジョが詰めた。新潟は押し込まれた時間帯が続いてたんだよねー。これで1対1のドロー。
同車中。浜名湖SA休憩。晴れてきた。名古屋は快晴らしい。報道によるとこれから見る天皇杯4回戦、名古屋はどえりゃーメンバーを落としてくるらしい。ストイコビッチ監督は控え組の奮起に期待する旨、コメントを出している。うがった見方をするなら、(リーグ優勝が目前に迫った)名古屋に天皇杯を勝ち抜くモチベーションは薄い。「優勝して12月5日からオフに入る」のと「クリスマスまでシーズン続行」はずいぶん違う。だけど、実際に試合に入ったらどうなんだろう。そういうことは周囲が言うことで、試合に入ったら選手はカンケイない気がする。
瑞穂競技場。名古屋駅から地下鉄桜通線・瑞穂運動場西駅下車。笑ったのは名古屋市営地下鉄の車内放送、「次は瑞穂運動場西」の日本語アナウンスの後、英語で「ネクストストップ イズ ミズホウンドウジョウニィシ」って言うんだよ。意味あるのか、特に「ニィシ」の発音。会場はまずまずの入り。新潟応援席は平日アウェーとあって150〜200人くらいか。新潟からはバス2台がはるばる駆けつけた由。
-part2-に続きます。
J1第20節、新潟×神戸。
東京下町の自宅。目が覚めた。今日は11月17日(水)。小雨が降っててかなり寒い。これから名古屋へ移動だ。他誌の原稿〆切が続いて、どうやりくりしても当コラムは今日(正確には明朝までに)書かなくてはならない。なので、ロードムービーならぬロード原稿という方式を考案した。通常の回とは趣向を変える。11時東京駅八重洲口発のJRバス「スーパーライナー9号」に乗って、折々に20節・神戸戦を振り返る感じになるだろう。途中、富士山も見えるだろうし、ライブ感覚も味わっていただきたい。ちなみに帰りは22時45分名古屋駅桜通口発の「ドリームなごや2号」だ。天皇杯・名古屋戦を振り返りながらの帰路になろう。か、寝てるかだ。富士山は見えないだろう。
東京駅到着。ここに立つと、日本人はいつの間にかキャスターつきのトランク(でいいんだっけ?)をコロコロひきずってばかりいるのがわかる。で、20節・神戸戦なんだけどね、想像通り難しい試合だったなぁ。昼間、FC東京が勝ったんだよ。神戸は必死だった。新潟はどういうわけか残り日程、降格争いしてるチームと当たる。これは難敵ですよ。神戸は「ビッグスワン未勝利」のジンクスを持ってるけど、それどころじゃないでしょう。
「スーパーライナー9号」車中。揺れるねこりゃ。新幹線と違ってテーブルがないからヒザにPC乗せた状態。僕、これね「早割21」っていうので買ったから名古屋まで2400円ですよ。あり得ないでしょ。で、20節・神戸戦なんだけど、難しい試合だった。それは書いたか。神戸いきなりとんでもねーアグレッシブだったでしょう。新潟は何とか受け流すっていうか、いなして自分のリズムに持ち込もうとした。ヤバいっちゃヤバかったけど、何とかなったんだ。新潟はこういう吸収力がついたなぁと思う。
同車中。神奈川県ですねここは。えーと足柄SAで休憩があるそうです。マルシオのゴール行っちゃう?休憩の後にする? あれは前半26分か、実はラッキーも手伝ったゴールでしょう。敵DF・河本裕之の手に当たってコースが変わった。まぁ、こっちからするとハンドが認められてたらPKだったと思うから一緒なんだけど、神戸側からするとアンラッキー感ありますよね。「天は我を見離したのか」っぽい感情が芽生える。ま、そんなことでプロ選手の心は折れないにしてもイヤな気持ちはしたと思う。
同車中。足柄SA休憩おわり。同じバスにアルビサポがいた。しかし、スポーツ紙の「浦和・マルシオ代理人に獲得オファー」報道はどうなんでしょう。僕はこの日の昼間、BS-TBS中継で浦和×京都を見て、ま、京都の降格を見届けたんだけど、ヒーローインタビューでポンテが泣いてたんだよね。「このチームに残ることはないと思うけど、サポーターの声援は忘れない」とか言って。ポンテの発言が浦和のマルシオ獲得工作を受けてのものじゃないといいんだけどね。これは僕はぜんぜん情報入んないからわからん。
同車中。うわ、富士山曇って見えない。あいたたた。富士山。オレに見せろ富士山。気迫だ。気迫で見せろ富士山。気迫が違ったよね神戸は。球際にきびしく、ウラを突いていこうという意思が徹底していた。それしかないんだ。それをやり切ろうとしている。おそるべき敵だ。後半34分、その意思が実を結ぶ。田中英雄がファウルを奪い、右からFK、ワンバウンドのボールがGK・東口を襲う。前にこぼしたところへパク・カンジョが詰めた。新潟は押し込まれた時間帯が続いてたんだよねー。これで1対1のドロー。
同車中。浜名湖SA休憩。晴れてきた。名古屋は快晴らしい。報道によるとこれから見る天皇杯4回戦、名古屋はどえりゃーメンバーを落としてくるらしい。ストイコビッチ監督は控え組の奮起に期待する旨、コメントを出している。うがった見方をするなら、(リーグ優勝が目前に迫った)名古屋に天皇杯を勝ち抜くモチベーションは薄い。「優勝して12月5日からオフに入る」のと「クリスマスまでシーズン続行」はずいぶん違う。だけど、実際に試合に入ったらどうなんだろう。そういうことは周囲が言うことで、試合に入ったら選手はカンケイない気がする。
瑞穂競技場。名古屋駅から地下鉄桜通線・瑞穂運動場西駅下車。笑ったのは名古屋市営地下鉄の車内放送、「次は瑞穂運動場西」の日本語アナウンスの後、英語で「ネクストストップ イズ ミズホウンドウジョウニィシ」って言うんだよ。意味あるのか、特に「ニィシ」の発音。会場はまずまずの入り。新潟応援席は平日アウェーとあって150〜200人くらいか。新潟からはバス2台がはるばる駆けつけた由。
-part2-に続きます。