シーズンオフ中の12月9日（木）、今年1年間チームを率いた黒崎久志監督が出席し、2010シーズンの総括会見を行いました。シーズンを通してのチームの成長や、監督1年目で感じたことなどを振り返り、その後は質疑応答に応じました。

まず冒頭に「1年間、チームにご協力くださいまして感謝します」と取材陣にお礼の言葉。続けて今シーズン当初からの方針について「新しくなったチームで、まずは選手たちの自主性に焦点をあて、それをピッチで出してもらおうと1年間やってきました」。

リーグ戦開幕から8戦、勝てない状況が続きましたが「勝てない時期でも、粘り強く新潟らしいアグレッシブなサッカー、ゴールへのこだわりを選手たちは見せてくれていたと思います」と言うように、これまでのサッカーを崩すことなく、ゴールへの変わらぬ姿勢を貫きました。そして「勝利を手にしてからは、選手も自分たちのサッカーに自信を持つことができ始め、チームメイトへの信頼も深まり、そこから11戦負けなしという成績につながりました」と振り返ります。

最後に「目標には届いていないが、ある程度の成果、進むべき道というのはしっかり歩んでこれた1年ではないかなと。振り返ってみると、監督としての苦しさ、楽しさ、全て自分にとって新しい体験でしたが、そういった中で選手が常に前向きに取り組んでくれたことは感謝したいと思います。」と統括を締めくくりました。

質疑応答では、ホームでの勝利が多くなったことについて「新潟の強みはなにかと言うと、やはりホームのサポーターの大声援を背に受けてプレーできるということ。シーズンが始まるときに、ホームでの誇りを取り戻そうと、選手・スタッフ全員で話をしました」。第10節での今シーズン、ビッグスワンでの初勝利は監督にとっても特別な試合となったのではないでしょうか。

来季の続投が決定している黒崎監督。引き続き新潟らしいアグレッシブなサッカーを見せてくれることでしょう！チームはさらに上位を目指して戦います！