【フォト日記】セットプレー練習

2011/2/2
今日の練習は午前中の一部のみ。「2週目に入っても、フィジカルのペースが落ちない!」と選手から声が上がっていただけに、一部練習は絶妙のタイミングと言えたかもしれません。そのせいか、午前中の練習では集中した、いいトレーニングができていました。

今日のトレーニングは新潟のベースとなるポゼッションからゲーム形式、さらにはセットプレーの練習が行われました。先週の高知戦の前にもセットプレー対策は行っていませんでしたので(フィジカルが重点のゲームだったので、それも当然ですが)、これは今年初となります。

黒崎監督は練習後、「昨年の失点の約3割はセットプレー絡みのものだった」と振り返っていましたが、新潟のみならず、現代のサッカーにおいてセットプレーが勝敗を大きく左右する要因であることに、疑いの余地はありません。これを不安材料とするか、ストロングポイントとするかで、今季の新潟の戦いも変わってくるはず。

その意味で、昨シーズンの選手たちに加えて、新しく加入した選手たちは、いずれも高いポテンシャルを備えている選手たちばかり。菊地、石川の両選手はセットプレーの練習では高さのあるところを十分見せていましたし、Bロペス選手は、ニアサイドに入ってきたボールを巧みに頭で擦らせてゴールを決めるなど、得点源として大いに期待ができるプレーを見せていました。

何より目を引いたのは、藤田征也選手のCK。キッカーは代わる代わるに入り、藤田は最後に入ったのですが、最初はカーブをかけて“巻く”ボールでゴール前の選手にピタリと当ててみせ、続いては軌道が残るような、ストレートボールを次々と正確にゴール前に蹴り込んでいました。

高さのある選手が多い今季の新潟にあって、供給源となるキッカーに求められるのは正確無比なコントロール。藤田のキックは、その水準に十二分に達していることがよく分かりました。もちろんキッカーはミシェウ選手、加藤選手、三門選手や木暮選手と多士済々。誰が出ても、得点の匂いが今季は漂いそうです。


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