【フォト日記】トレーニングゲーム 東京ヴェルディ戦

2011/2/6
今日は春野総合運動公園でのトレーニングゲーム・東京ヴェルディ戦。日曜日の開催でもあり、新潟や東京ヴェルディのサポーターの皆さんだけではなく、高知の皆さんも試合を観戦にたくさん足を運んでいただきました(余談ですが、サインを求められる数が多かったのはルーキーの増田選手。やはり高校選手権のイメージが強いのでしょうか)。

試合は45分を3本の構成。新潟にとっては、前週に行った高知大戦から、さらに試合時間を長くして、ゲーム体力を作っていくことがポイントになりました。また、高知大学からレベルの上がった東京ヴェルディに対して、どれだけバランスを取り、コントロールをすることができるかを、黒崎監督は課題に挙げていました。

立ち上がり、新潟は左サイドから攻撃を仕掛けます。5分、ヨンチョル選手がドリブルで切れ込み、ゴールラインギリギリでのセンタリング、大島選手がワントラップして左足で狙うものの、これはサイドネットの外側に。8分には再びヨンチョルから大島にラストパスが送られるものの、これは枠を捉えません。

その後もヨンチョルは左サイドをスピードで制圧してたびたびチャンスを作るものの、周囲との連携を欠いて決定機は作れず。一方、守備ではテクニシャンぞろいのヴェルディにボールを持たれる展開もあったものの、落ち着いた対応でゴール前にブロックを作り、決定機を作らせません。

2本目も互いに得点につながる決定機がなかなか作れない展開。トレーニングゲームとは思えない、激しいぶつかり合いでイエローカードも乱れ飛ぶなか、思わぬ形でチャンスが生まれます。相手GKがペナルティエリア内でのボールの保持時間が長く、間接FKに。チョンと出したボールをヨンチョルがドリブルしようとしたところを再びファウルで止められ、PKを獲得。これをヨンチョルが落ち着いて決め、新潟が先制します。

先制直後、1本目と合わせて65分を消化したところで、メンバーを大きく入れ替え。川又選手、木暮選手、三門選手らを投入します。メンバーが入れ替わった後も、新潟はビルドアップから丁寧にボールをつなぎ、攻撃を組み立てようとします。中盤ではジョンパウロが攻守に奮闘。終了間際に左サイドを崩されて、ヘディングシュートを放たれた場面も、GK黒河選手が右手一本でセービング。ファインセーブで2本を終えて1-0で終了します。

3本目はミドルシュートをはじいたところを、詰めていた相手に決められて同点、さらに守備ラインが乱れたところを裏を突かれてループで決められて逆転を許す、悔しい流れ。新潟もアトム選手が前線からの追い回しでボールを奪い取り、そのまま鋭いシュートを放つなど、同点を狙いますが、結局得点は奪えず。1-2という結果に終わってしまいました。

結果については残念なものでしたが、黒崎監督は、「今週はかなり厳しいトレーニングをしてきたので、コンディショニングに関しては厳しい状況だった。その中では選手もアグレッシブにやってくれていたと思う」と納得した様子。「ゲーム体力に関しては60分から65分程度できているので、上がってきている」と手ごたえを感じている様子でした。

高知キャンプは残り1週間弱。「最後には鳥取との試合があるので、身体をしっかりと調整していきたい。細かな戦術面の連携は静岡に入ってからだが、ゲームのためのコンディションをより高めていきたいですね」(黒崎監督)と、高知キャンプで積み上げたフィジカルの最終調整を図る構えでした。


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