【フォト日記】TRG vsソニー仙台

2011/2/17
清水キャンプも今日で三日目となりました。高知キャンプからさらに、戦術的な部分をチームに浸透させることを目的とした今回のキャンプでは、三日目で早速トレーニングゲームとなります。9時からのトレーニングで汗を流した後、15時からソニー仙台を相手にチームの力を試しました。

試合時間は45分を2本。新潟の布陣は4−4−2、スタメンはGK東口、DFは右から藤田、千葉、石川、酒井高徳でラインを形成します。中盤はボランチに本間と菊地、サイドには右に三門、左にヨンチョル。ツートップはブルーノ・ロペス、ミシェウのブラジル人コンビで固めます。

新潟は試合開始からDFライン、中盤を経由しテンポよくボールを回し、ボールポゼッションでソニー仙台を圧倒します。しかし中を固める相手に対し有効打を与えることができません。ゴール付近まではボールを運ぶものの、最後の部分での精度を欠き、ネットを揺らすことはできませんでした。

前半35分には藤田選手に代えて鈴木選手を投入します。酒井高徳選手が右サイドバックに、石川選手が左サイドバックへポジションを変え、鈴木選手はセンターバックに入りました。両サイドから何度もクロスが上がりましたがネットを揺らすには至らず、前半は0−0のドローとなりました。

後半からは途中出場の鈴木選手を除き全選手が交代しました。GKに黒河、DFは右から内田、鈴木、大野、岩崎。ボランチには小林、ジョン・パウロ、サイドは右に加藤、左に田中、FWは大島、川又のツートップとなりました。後半が始まるとすぐにセットプレーから新潟が先制します。左からのコーナーキックをニアで鈴木選手がそらし、ゴール中央にフリーで待ち構えていた大島選手がゴール!試合を1−0と有利に進めます。

後半終了間際には川又選手がDFラインの裏に抜けだすと、ペナルティエリア外に飛び出してきた相手GKをかわし、無人のゴールへシュートし追加点。最終スコアを2−0としてソニー仙台とのトレーニングゲームを終えました。

この日、1本目を無失点で抑えた千葉選手は、試合後「DFラインは全員が声を出してくれていて、スムーズにできている。攻守の切り替え、コンビネーションの精度を課題に、1日1日を大切にしていきたい」とコメントしていました。今日も千葉選手は鋭いくさびのボールを何本も前線に供給し、攻撃にアクセントを加えていました。本間選手は「今日は丁寧にやりすぎた所もある。これからはゴールに向かっていくような縦へのボールも意識したい」と今日の攻撃について振り返っていました。

黒崎監督は「しっかりとつなげていたし、無失点に抑えられているので、ベースはできていると感じている」と今日のゲームを振り返り、今後の課題は「コンビネーションの精度を高めること」と開幕までの方向性を定めていました。20日には湘南ベルマーレとの練習試合が控えています。今日の課題を活かしてさらにチームの力を上げていきます。


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