今日3月9日（水）のトレーニングは9時半から、午前練習のみということもあり、約2時間しっかりと体を動かしました。3月の初めは天候に注意しながらトレーニングを進めていきますが、昨日、今日と聖籠は晴天に恵まれ、良い環境でトレーニングに取り組むことができています。

この日はボールポゼッションを終えるとディフェンス、オフェンスに別れてのメニューに取り組みました。「つなぎの部分で慌てる場面があった」と黒崎監督が言うように、ディフェンス陣はその課題を反映してのメニューとなりました。まだまだシーズン序盤ということもあり、選手同士で声を掛け合い、気付いた部分を少しずつ修正していきます。福岡戦では3−0と勝利したものの、見えた課題もあったようです。

オフェンスのグループはサントスコーチの下、シュート練習を行います。Bロペス選手やミシェウ選手の好調はもちろんのこと、その他の選手も次々とゴールネットを揺らし、仕上がりの良さをアピール。チーム間の競争を活性化します。フィニッシュの精度を高めるため、今日のようなシュート練習は今後も継続して行われていきます。

その後に行われた、コートを狭めてのゲーム形式のトレーニングでは、互いの動き出しや連携の確認など、複数人で集まって意思疎通を図る場面が多く見られました。勝った試合の後でも決して満足することなく、課題を次につなげる姿勢がチーム全体から感じることができました。

さて、午前練習が終わった後、黒崎監督は田村社長とともに、新潟市庁舎に。篠田昭市長に、Ｊリーグの開幕と山形戦のホームゲームでの健闘を誓う表敬訪問にうかがってきました。

篠田市長は忙しいご公務の合間を縫って、ホームゲームには足をお運びいただけるサッカー通。「ようこそいらっしゃいました」と笑顔でご挨拶をいただくと、さっそく話題は開幕の福岡戦の話題に移りました。「私はゴールシーンだけしか見ていないんだけれど、前半は一進一退だったんですか？」とのご質問。

黒崎監督は「Ｊ１昇格の相手の勢いに押される場面もありましたが、うまく受け止めることができたと思います。後半は運動量で勝つことができたのは、キャンプ期間から走る準備をしてきた結果だと思います」と報告。「ヨンチョルはさらに力強さが増して、ひとりではなかなか止められなかったですね」と、殊勲のエースをたたえていました。

篠田市長はご自身もホームゲーム開幕となる山形戦はご観戦予定とのことで、「山形戦はどう闘いますか？」。これに黒崎監督は、「山形には細かく動ける選手が常に得点機を狙っているので注意をしたいと思います。ヨンチョルには厳しいマークが付くと思うので、Ｂロペスや三門にも期待したいですね」と、展望を話していました。新潟市の職員の皆様にも、「今年はＡＣＬに出場して、新潟空港からアジアに行きましょう！」と、ありがたいエールを送っていただきました。