【フォト日記】ゴールラッシュ!

2011/11/5
11月5日(土)、トップチームはオフとなりましたが、今日は胎内市総合グラウンド陸競技場でplenusなでしこリーグ第16節、福岡J・アンクラス戦が行われました。キックオフは13時。胎内市での開催となったこの試合には941人の観客が集まり、レディース選手の熱い戦いに声援を送っていました。

ここまで7試合勝ちなしと苦しい状況に立たされていたアルビレックス新潟レディース。決定機を作るものの決めきることができず、勝ちを逃す試合が多くなっていました。今回の対戦相手・福岡J・アンクラスは最下位に位置していることもあり、何としても勝利の必要な一戦となっていました。

試合は立ち上がりから新潟がボールを支配し、ゲームを優位に進めます。中でもこの試合、初スタメンとなった高卒ルーキーの児玉選手。右サイドハーフで出場すると高い技術でボールをキープし、攻撃の起点となります。小柄ながら正確なボールタッチでドリブル、パスと高水準なプレーを見せ、何度となくチャンスを作っていました。

試合の方は決定機を作るもなかなかゴールネットを揺らすことのできない、嫌な雰囲気が漂いましたが、この日は20分、川村選手のゴールを皮切りに圧巻のゴールラッシュ。中から、サイドから、セットプレーからと多彩な攻撃で相手ディフェンスを翻弄します。ボールを失った後の切り替えも素晴らしく、相手に自由を与えません。

一つのゴールで今までの流れが変わったのか、これまでの試合展開とは打って変わって、この日新潟が記録したゴールは7。シュート数でも新潟28、福岡6と圧倒しました。ホームの声援を背に素晴らしい内容のゲームを見せてくれました。

エースナンバー10を背負う上尾野辺選手はハットトリックの大活躍で、90分通して高いパフォーマンスを見せてくれました。どの得点も上尾野辺選手の高い技術が十分に発揮された得点でしたが、特に3得点目は素晴らしいものでした。少し遠い位置からのミドルシュートでしたが、奥山監督も「打った直後の軌道で入ると分かった」と言うほどの完ぺきなシュート。低い弾道でまさに地を這うような、強烈な一発でした。

大活躍の上尾野辺選手でしたが「ハットトリックは素直にうれしく思いますが、前からこういった結果を残せていればよかったという思いがあります」とここまでの試合を振り返り、複雑な心境を話してくれました。リーグ戦も残りわずかとなり、「今さらになってしまいますが、これをきっかけに残り2試合、しっかり勝ち切れればと思います」と意気込みをコメントしていました。

素晴らしい内容で勝利したアルビレックス新潟レディース。次節は最後のホームゲームを11月12日(土)にジェフユナイテッド市原・千葉レディースと戦います。会場は新発田市五十公野公園陸上競技場。今日のようなゴールラッシュでサポーターと喜びあえるように、また来週からトレーニングに取り組んでいきます。今シーズン最後のホームゲーム、ぜひレディースの選手に熱いご声援をよろしくお願いします!


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