【フォト日記】準決勝進出!

2011/12/23
本日・12月23日(金・祝)、アルビレックス新潟レディースが第33回全日本女子サッカー選手権大会準々決勝を、埼玉県・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行ってきました。空は雲ひとつない快晴となっていたのですが、強い風が吹き続けており、試合にも確実に影響を与えていました。

準々決勝の対戦相手は浦和レッズレディース。昨年の選手権大会では準決勝で敗れた相手です。それだけではなく、リーグ戦を通じても一度も勝てていない相手との対戦となりました。しかし選手から感じられたのは、この試合に必ず勝って国立に行く、という強い気持ちでした。この大会が今のメンバーで戦える最後の戦いということもあり、上尾野辺選手は「試合に出ていない選手のためにも、絶対に勝たなければいけないと思って大会に臨んでいます」とその思いを話してくれました。

試合が始まると新潟は中盤を飛ばして、ロングボールで一気に敵陣深くまでボールを運びます。相手にボールが渡ると素早いプレスでパスコースを限定しながら、効率よくボールを奪います。前半立ち上がりはほとんど敵陣地でのプレーとなっていました。「今まで負け続けていたということは、何かを変えなくてはならない。守備、攻撃のスタイルを変えて戦いました」と奥山監督。その策がずばり当たり、激しいプレスで相手に自由を与えませんでした。

後方でのパスコースをことごとくつぶし、前線へのロングボールを拾い続ける新潟。その試合運びはこれまでとは異なりますが、積極的なプレーはこれまで通り新潟らしい姿でした。そして90分間、集中が途切れることなく、相手に圧力を与えられたのは、チームの強い精神力の表れでした。この日の公式記録では新潟がシュート9本に対し、浦和のシュート数は2本。素晴らしい試合展開でした。

新潟は前線からの守備から何度となくシュートチャンスを迎えます。しかし、キーパーの好セーブやシュートミスにより、ネットを揺らすことができません。いつもなら決めきることができない内に失点を喫してしまうというパターンが多かったのですが、「必ずシュートチャンスは来ると信じていました」と川村選手。その言葉通り、後半38分、コーナーからの折り返しのボールが川村選手の前に。しっかりと押し込み、値千金のゴールを決めました。

得点は1点でしたが、内容としてはまさに思い通りの試合運びができていました。試合終了のホイッスルが鳴った時にはベンチメンバーも含めて喜びを爆発。この試合への思いの強さを改めて感じさせてくれた場面でした。

これで新潟は12月27日に行われる準決勝に駒を進めました。対戦相手は日テレ・ベレーザとなり、試合会場は国立競技場となります。元旦での決勝に進むためにも、今まで以上に強い気持ちを持って戦ってくれるに違いありません。初タイトルを目指し、熱い戦いを繰り広げるアルビレックス新潟レディースに、皆さんのご声援をよろしくお願いします!


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