【フォト日記】ラン、ラン、ラン

2012/1/31
高知・春野は今日も素晴らしい青空が一面に広がっていました。新潟はまれに見る大雪が続いているニュースは、高知でも報じられていて、監督・スタッフ・選手たちは一様に「新潟は大丈夫ですか」と気がかりな様子を見せていました。サポーターの皆さん、雪の事故にはご注意ください。

戦える身体を作るための高知キャンプでまず大きな声を出していたのは、トゥッコフィジカルコーチ。午前、午後の2部練習が本格化した今日のトレーニングでは、まず春野公園陸上競技場にほど近いトレーニング施設でたっぷりウェイトトレーニングを行った後、芝のピッチに立ってランニングを開始しました。

昨日と同様にジョギングとランニングを組み合わせた内容。トゥッコフィジカルコーチからは、「ウオーキング、ジョギング、80%のスピードで走るランニング。スピードの変化と体の使い方を感じながら走ろう! 心拍を上げることが目的じゃない。いい状態を保つことが目的だぞ」と何度も声が飛んでいました。

ランニングを繰り返し続けるこのメニューにはたちまち選手たちの顔も紅潮し、息が上がっていましたが、アトム選手や三門選手など、豊富な運動量の選手たちに負けじと、新しくチームの一員となったキム・ジンス選手や中村太亮選手、またブルーノ・カスタニェイラ選手や西村竜馬選手も先頭に立ってグループを牽引し、大いに存在感を見せていました。

西村選手は「ランニングはユースの時からさんざんやってきたので大丈夫です。こういう気持ちでがんばる練習は自信ありますから」と、粘り強い新潟ユース育ちのプライドに掛けて、最後まで走り抜けていました。一方、チーム一のテクニシャンであるミシェウ選手が、この日は最後まで全体のグループから離れることなく、走り切ったことにも大いに賛辞が集まっていました。昨年は悔しい思いをしたミシェウ選手だけに、今季にかける意気込みは相当なもの。早くもその意欲がフィジカルトレーニングから表れています。

午後のトレーニングも引き続きトゥッコフィジカルコーチの指揮のもと行われましたが、ここで高知に来て初めてボールを用いた練習が導入されました。メニューとしては下半身に負荷をかける厳しいものではあったのですが、やはりボールを使うと選手の表情もひときわ輝いてきます。「ボールフィーリングに関してはまだまだ慣れが必要だけれど、皆しっかりと取り組み姿勢を見せてくれましたね」と、黒崎監督も目を細めていました。

「フィジカルトレーニングで指揮をとるスタッフが代わったが、“やらされている”のではなく、疑問に思ったことはしっかりと聞いてほしいと選手たちに話をしました。そこにはもちろん意図があるわけで、理解しながらやることが大事ですから」と黒崎監督は強調。確かに、厳しいメニューは続きますが、ここを乗り切らないと次のステージには到達できません。全員で乗り越えていくために、明日もフィジカルトレーニングへの挑戦は続きます。



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