【フォト日記】土台作り

2012/2/3
日本全国的に寒さに見舞われているこのところですが、南国・高知も例外ではなく、昨日は山間部では雪が舞ったとのこと。チームを受け入れていただいている高知の方々も「本当に寒い。高知ではないみたいです」と話されていましたが、今日は天候も徐々に回復。昼頃には、温暖な高知の天候に戻っていました。すばらしい環境で、今日も午前、午後のトレーニングを行うことができています。

まず午前中のトレーニングで、選手たちの前で説明をしたのはトゥッコフィジカルコーチ。ジョギングから身体を温めるステップなどを繰り返した後は、選手たちにハートレート(心拍計)を装着しているか確認した後、この日もペース走を宣言していました。3分はジョギング、1分半は強めのランニング。ただし、スピードや距離は問題ではありません。選手たちはグループではなく、個々のペースで走ってもいいとのこと。

では、何を基準にするのかというと、トゥッコフィジカルコーチは、心拍数を指定していました。「ジョギングの時はこの数値、ランニングの時は、この数値に合わせること」と、話し、続いて説明しました。「一生懸命走ることは大事だが、心拍数を上げることが目的ではない。まず心拍を上げてキープすること。そしてそこから落とすこと。これが重要です」と話します。

「90分間戦うサッカーでは、強く一気にスピードを上げることは大事。でも、パワーを出して走った後にしっかり回復することは、前者と同等以上に大事なことだ。長いリーグでは、どうしても技術的に噛み合わない試合が出てくる。そういう時に、このトレーニングの質と量が生きてくるんだ。こういう土台作りが生きてくるぞ」

それを聞いて、走らない選手は新潟にはいません。1分半、3分のたびに短く吹かれるホイッスルに合わせ、誰もがペースを保ちながら約30分間、キッチリと走り切っていました。

続いて午後のトレーニングはフィールドを狭めての5vs2や10vs10などでポゼッションやボールのつなぎなどへのアプローチ。ミシェウ選手や本間選手などが相手をいなしながら上手くボールをつなぐさすがのプレーを見せる一方で、ヨングン選手や小谷野選手らも、持ち前のテクニックの高さを随所に見せ、存在感を発揮していました。最後は今年初めてのポジション別練習。守備側はラインコントロールやDFの動き方を西ヶ谷ヘッドコーチとともに意思確認。また攻撃側はシュート練習で、気持ちよくゴールネットを揺らしていました。

明日は今週のトレーニング最終日。黒崎監督は新潟での練習時から「この一週間でフィジカルの土台を作る」と話しており、明日も厳しいトレーニングが待っているでしょうが、全員で乗り切り、気持ちよくオフに入りたいものです。がんばりましょう!



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