【フォト日記】キックオフフェスタ開催!!

2012/2/12
2月12日(日)、高知でキャンプを行っているトップチームはオフとなっていましたが、新潟では、新潟テルサで13時より「アルビレックス新潟 キックオフフェスタ」が開催されました。前売り券は当日の朝に完売。約1300人のサポーターが集まり、会場を埋め尽くしました。

キックオフフェスタは第一部のパネルディスカッション、第二部の高知キャンプレポートの二部構成。第一部、第二部ともに司会はスカパー!「Jリーグアフターゲームショー」でお馴染みの平ちゃんこと平畠啓史さんを迎え、会場を盛り上げていただきました。ステージに上がっての第一声は「いつもは雪のない時期に来ることが多いのですが、やっぱり冬はすごいですね!」。加えて「こんなにお客さんが入るということも本当にすごいこと」と満員に埋まった客席を観て驚いていました。

第一部のパネルディスカッションでは『アルビレックス新潟の存在意義について』を主題として、パネラーから多くの意見が話されました。パネラーは元アルビレックス新潟の選手として、サポーターの皆さんもよくご存じの山口素弘さん。Jリーグ広報室長の吉田国夫さん。吉田さんは過去に新潟放送局に勤務された経歴を持ち、数多くのアルビ戦の中継を担当されていました。また審判という目線から、社団法人新潟県サッカー協会審判委員会・国際副審の八木あかねさん。そして株式会社アルビレックス新潟、田村貢代表取締役社長が出席し、司会の平畠さんを含めて5人でパネルディスカッションは進められていきました。

現在は入場者数が減少しているという現状の中、田村社長からは「今は少し興味も薄れているのかなと感じます。クラブとしても努力して、様々な試みをして、もっと色々な角度でアルビレックス新潟というチームを見せていければと思います」と今後の取り組み方も含めた話がありました。

かつて4万人というサポーターが入ったスタジアムでプレーしていた山口さんは「期待やプレッシャーもありましたが、本当にサポーターとの一体感を感じてプレーできました。在籍した2年半は数字にすると短く感じますが、私自身にとっては本当に濃密な時間でした」と当時を振り返ります。4万人の前でプレーしての感想を「スーパースターになった気分(笑)」と話し、それに付け加え「この大きな経験は後々に本当に大事になってきます」とサポーターの必要性を話していました。

新潟放送局時代には満員のスタジアムを肌で感じてきた一人でもある吉田さん。「現在、Jリーグや他のクラブも抱える、入場者数の減少という課題を新潟が解決することで、答えを示してくれると考えます。私自身も、もう一度、満員になったスタジアムを観たいですし、それができるチームだと思っています」と新潟に対する期待の言葉もありました。

審判からの視点では八木さんから「たくさんの応援がジャッジに影響することはありせんが、ゲームの流れに影響しているというのは強く感じますよ。」と話がありました。同じピッチでゲームを見てきた八木さんだからこそ、ピッチ上での選手の雰囲気や勢いを直に感じてきたのでしょう。サポーターからの声援の力を強く解説してくれました。パネルディスカッションでは、他にも育成や審判についても話題は及び、とても有意義な時間になりました。

濃密な90分間を終え、キックオフフェスタは第二部の『高知キャンプレポート』へと移ります。司会は引き続き平畠さん、そして山口さんの二人で第二部は進められていきました。会場にある大きなスクリーンに映し出されたのは黒崎監督、田中亜土夢選手、村上選手、東口選手、西村選手の5名。キャンプで厳しいトレーニングを積んでいるということもあり「みんな疲れているんじゃないかな」と山口さんの心配もありましたが、監督を先頭に5人は元気いっぱいでした!これには山口さんも「すごい明るいですね!」と驚いていました。

田中選手から「フィジカルコーチのもとで厳しいトレーニングに取り組んでいて、いい感じに仕上がると思います」とキャンプの報告がありました。ただ、筋肉痛が抜けないらしく、そのことを苦痛の表情で話す田中選手。他の3名も一様に表情が険しくなっていました。その横で不敵に笑う黒崎監督。すかさず平畠さんが監督にツッコミを入れると、会場からは笑いが起こっていました。

黒崎監督からは「毎日ハードにトレーニングしていますし、選手は日に日によくなっていますよ」と報告があり、会場へは「闘志というスローガンのように強い気持ちと高い志を持って、12番目の選手でもあるサポーターと共に、新潟らしく戦っていきます!雪をも溶かすような、熱いサポートをお願いします!」と高知からメッセージが送られました。

厳しいトレーニングとなっているようですが、全員で前向きにトレーニングに取り組めているようです。多くのサポーターが開幕を心待ちにしています!残りのキャンプも頑張ってください!

そして高知キャンプからの中継が終わると「いよいよあの選手の登場です!」と平畠さんの一言があり、会場はさらにヒートアップ!「矢野貴章選手です!」と紹介があると矢野選手のコールが起こり、大きな歓声、鳴りやまない拍手と共にステージに登場しました。

矢野選手からは「もっと早く新潟に戻る決断ができればよかったのですが、自分の夢でもある海外でのプレーにできる限り挑戦しようと頑張っていました。日本に戻るのなら新潟でプレーしたいという思いがあった中で、声をかけていただき、この舞台に立つことになりました。皆さんの期待に応えられるように頑張りますので、また応援よろしくお願いします」とサポーターに向けた挨拶がありました。ここでも再び大きな歓声と拍手がお起こり、会場が沸きます。

その後はサポーターからの質問コーナーや、高知から届いたキャンプ中の写真を解説します。質問コーナーでは、ドイツでパワーアップした部分はどこですか、という問いに対して「食欲です」と即答。食生活には困らなかったようですね。また「新しいことがたくさんあって、楽しく生活できました」とドイツでの生活にはすぐに順応できたようです。プレー面では「得点を強く意識するようになりました」と意識の変化を話してくれた矢野選手。「早く合流してチームに慣れたいです。まずは試合に出たいですね」と意気込みも十分です。

今日のイベントで、サポーターからの大きな期待を肌で感じたことでしょう。サポーターの皆さんもシーズン開幕がさらに待ちきれなくなったのではないでしょうか。矢野選手の今後の活躍に期待です!

矢野選手の登場もあり、大盛況で終えた『アルビレックス新潟 キックオフフェスタ』。積雪もありましたが、ご来場、本当にありがとうございました!また今シーズンも共に戦い、新潟を盛り上げていきましょう!

※このイベントの模様はクラブオフィシャル番組「アルビレックスタイムス」で2月24日(金)22:00から放送されます。スカパーJリーグ関連セットにご加入の方ならどなたでもご覧いただけます。まだご加入でない方も、すでにご加入いただいている方も、スカパー!でアルビレックス新潟をより深くお楽しみください!


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