【フォト日記】熱く!

2012/2/14
高知は昨日に続き雨。午前中は本降りだったのですが、チームがトレーニングを行う15時頃には小雨となり、コンディションのいい中でトレーニングを行うことができました。天気も含めて、高知はアルビレックス新潟を温かく見守ってくれているようです。

さて、今日のトレーニングは雨模様も関係なく、非常に熱いものがありました。トレーニングはまずロッカールームでのミーティングから。詳細は分からなかったものの、ここまでのトレーニングやトレーニングゲームを通しての課題やポイントなどについて、再確認をするための時間だったようです。その後にピッチに現れた選手たちを集めて、黒崎監督が声をかけます。

「今日は対人練習に入っていきます。いいか、サッカーは格闘技だ。体のぶつかりあいもある。そこでケガを恐れていたら戦うことはできないし、ここにいてはいけない。ただし、フィジカルで勝負をしろということではないぞ。そういった肉弾戦を挑む相手と勝負するのではなく、いなす技術を発揮できるように。君たちにはその力がある」

トレーニングは言葉の通り、対人練習を徹底したもの。3vs3+GKから始まり、ポゼッションからスイッチを入れるパス、展開してからのシュートなどの形を何度も反復練習します。特にサイドのスペースを使った攻撃の形についてはスペースへの流れ方などについて、黒崎監督から選手の交代ごとに細かな確認が入りました。

一方、守備ではそうしたボールの展開に対してスライドなどの守備対応が強調。また、前述の言葉を裏付けるように厳しく体を寄せ、最後まで守り切ることが要求され、今日は黒崎監督が敢えて厳しい言葉を投げかけ、チームを引き締めるような場面もありました。その後は鈴木大輔選手、石川選手、また大井選手らが率先をして声を出し、にわかに練習も熱を帯びてきます。

集中力の高かった今日のトレーニングでは、ゴールネットを強く揺さぶるビューティフルゴールも多数。シュート、またラストパスの精度も日に日に向上していることが分かります。前回のカマタマーレ戦でゴールを決めたヨングン選手、アラン選手、藤田選手の好調ぶりは継続しており、質の高いシュートやパスが連発されていました。

対人練習の中では守備側がボールを奪った後の対応についても声がかかっていましたが、そのことについて黒崎監督は、「前にフリーの選手がいるのであれば長いボールを蹴って一気に行くのもいいが、そうでない場合はプラスアルファが必要になる。しっかりとマイボールにして、つなぐ意識も必要。去年から変えていかなければいけない部分です」と、カウンターだけではなく、ボールを動かしながらゴールをこじ開ける攻撃についても今季は取り組んでいることを明かしていました。

今週はJクラブとの対戦が2回あります。レベルの高い相手に、より多くの攻守の確認ができるように。明日は午前中のトレーニングで、自分たちの戦い方を整理し、課題を抽出していきます。


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