【フォト日記】トレーニングゲーム流通経済大戦
2012/2/28

清水キャンプも残りわずか。オフ明けの今日は、チームを2つに分け、清水戦に先発出場した選手たちはウェイトトレーニングとフィジカルが中心のメニューを、そのほかの選手たちは、午前中は軽く体を動かし、14時から流通経済大学とのトレーニングゲームに臨みました。J1クラブとのプレシーズンマッチ2連戦では着実に成果と収穫を挙げられていますが、出場時間の少ない選手たちのアピールが求められました。

守備では前線から運動量を豊富にプレッシャーをかけ、ボールを前で取るというテーマを設定されたチームは、立ち上がりから流通経済大に対して厳しくアプローチ。ボールを奪っては素早く展開して攻撃につなげていきます。前半8分には、アラン選手からサイドを駆け上がった村上選手にパス。村上選手がDFラインの裏を狙ったアトム選手につなげると、見事なタッチからゴール前にラストパス。これをブルーノカスタニェイラ選手が落ち着いて決めて、早々に新潟が先制します。

カスタニェイラ選手は20分にも再び村上選手~アトム選手のコンビからゴール前に贈られたボールを流し込んで追加点。すると33分にはカスタニェイラ選手が放ったシュートのこぼれ球を拾ったアトム選手が、GKが飛び出したのを見逃さずに芸術的なループシュート。一気に突き放して前半を終了します。

後半も2トップのカスタニェイラ選手と鈴木武蔵選手が力強い突破から決定機をたびたび迎える展開に。抜け目なくDFラインの裏に飛び出し、GKとの1対1の場面を何度か作ったカスタニェイラ選手は、後半9分にGKの動きを見極めてシュートを決めてハットトリックを達成します。

後半終了間際に1失点を喫したものの、「試合途中からはやろうとすることができていました」と黒崎監督も一定の評価を与えていました。チームが底上げし、開幕に向けて誰が出場しても勝利に貢献できる状態に整えることは非常に重要。明日は午前のみのトレーニングとなり、清水キャンプを締めくくるトレーニングゲーム(非公開)に備えます。