【フォト日記】柳下新監督
2012/6/12
オフ明け初日となった今日・6月12日(火)、トップチームは9時と15時半からの2回のトレーニングを行いました。その午前、午後のトレーニングの間には昨日、就任を発表した柳下正明監督の就任記者会見がアルビレックス新潟クラブハウスで行われました。
まず、今日の午前のトレーニングは9時からのミーティングからのスタート。ここで選手・スタッフ全員が揃った中で、柳下新監督から挨拶がありました。柳下監督が選手に伝えたことはいたって短くシンプル。「来年も新潟がJ1でプレーするため、チームが一つになって精一杯戦おう」。ミーティングを早々と切り上げると、靴を履き替えてピッチでトレーニングに取り組んでいました。ウォーミングアップを終えると早速、柳下監督が指揮を執り、選手に指示を出していました。
13時半から開始となった記者会見。クラブハウスには多くの報道陣が駆けつけていました。スーツに着替えた柳下監督からは会見冒頭に「今、我々がやらなければいけないことは、来年もこの新潟がJ1にいるということです。そのために、今シーズンの残りのリーグ戦をチームがひとつになって、闘っていくことを目指してやっていきます」と残りのシーズンへの意気込みが話されました。
柳下監督はこれまでジュビロ磐田、コンサドーレ札幌で指揮を執った経験もあり、Jリーグでの監督としては7年間のキャリアを誇ります。天皇杯、ナビスコカップでタイトル獲得も経験しており、その豊富な指導歴は非常に頼もしく感じるところ。ジュビロ磐田時代に実際に指導を受けたことのある大井選手は「若手やベテランに関係なく指導してくれる監督。監督として、もちろん人柄も素晴らしい人だと思っています」と柳下監督について、過去を思い出しながら話していました。柳下監督と久しぶりに同じピッチでトレーニングに励んだ大井選手からは、いつも以上に大きな声が出ていたように感じました。
「新潟には本来もうスタイルができあがっています」と会見で質疑応答に応じた柳下監督。「労を惜しまず走る攻守に走り切れる選手が多い」ともコメントし、新潟の選手のハードワークを高く評価していました。ベースとなる部分にいかに上積みをできるか。今後のトレーニングでどのようなメニューに取り組んでいくのか、注目が集まります。
新たな一歩を踏み出したアルビレックス新潟。チームが劇的に変化することはありませんが、少しずつ柳下監督の目指すサッカーを積み重ねていければと思います。新潟らしさを忘れずに、さらに新しい歴史を上積みしていきましょう。引き続き、皆様の熱いご声援をよろしくお願いします。