【フォト日記】動く
2012/7/11
トレーニングはウォーミングアップから動きの多いものになっていました。トゥッココーチが主導するウォーミングアップからも選手に向けたメッセージを入れているという柳下監督。スタートのメニューから最後の実戦形式まで、一貫性を持った内容で組み立てられているようです。
その要求は難しいものではなく、柳下監督が選手に何度も声をかけている「動く」ということ。ウォーミングアップから注意して見ていると、確かにパスの動作一つをとっても、出した後に動く、受け手は動きながらボールを呼び込む姿が見られます。何も特別なことではないのですが、意識的に継続して取り組むことでチームにいい習慣が身についていきます。90分間の中でこうした習慣が多く見られるようになれば、いい内容で試合を進めることができそうです。
とは言うものの、この暑さの中で「動き続ける」のも少し厳しいことかもしれません。ボールポゼッションのメニューでは誰か一人でも動きを止めると、そこからほころびが生まれてしまいます。あえてそうしたメニューを課すことで、選手により強い意識を持たせようとしているのかもしれません。トレーニング後の柳下監督からは「トレーニングで楽をしたらうまくならない。トレーニングでの辛い思いが成長につながる」との言葉がありました。経験豊富な監督からの言葉には重みがあります。厳しいトレーニングにどう取り組んでいくか。改めてこれから始まる夏場でのトレーニングの重要性を感じることができました。
明日は15時から、紅白戦を中心としたトレーニングになることでしょう。新潟は次節、警告の累積による出場停止で村上選手を欠いての一戦となります。そのことも踏まえたうえで、しっかりと浦和戦へのイメージを高め、ホームでの勝ち点3を狙います。