【フォト日記】スコアレス
2012/10/28
トップチームのホームゲーム翌日となった本日・10月28日(日)、新潟市陸上競技場ではプレナスなでしこリーグ第16節が行われました。アルビレックス新潟レディースは福岡J・アンクラスとの対戦。なでしこリーグは全18節となっているため、今節を含めて残りは3試合となります。一つでも多くの勝ち点を積み重ねるため、負けられない戦いが続きます。新潟市陸上競技場はあいにくの雨模様。冷たい雨が降る中、レディース選手の熱い戦いが繰り広げられました。
ピッチ上は雨と共に強風が吹き付け、攻める方向によってロングボールの飛距離は大きく変わり、キックの強弱、落下点の目測と選手のプレーにも影響を与えていました。前半は風下への攻撃となったアルビレックス新潟レディースですが、相手のロングボールにもうまく対処し、攻撃ではショートパスを多用してゲームの主導権を握りました。中盤でボールを回しながら、裏へのボールを狙ってチャンスを伺います。
しかし、この日は豊田選手が「決定的なチャンスが少なかった」と振り返るように、相手陣地でボールを回しながらも、なかなか効果的な崩しが見られませんでした。シュート数では16本と福岡を上回りましたが、ミドルシュートや、やや遠目からのものが目立った印象です。サイドからも積極的にクロスを上げましたが、中を固める相手にことごとくはね返されていました。
守りを固める相手をどう攻略していくか。そうした部分に取り組んでいる間に90分はあっという間に過ぎ、スコアレスドローという結果に終わりました。危険なシーンはほとんどと言っていいほど無かったため、チームにとっては勝ち点3を取り逃がしたゲームという印象が強いようです。奥山監督はゲーム後、「ボールを動かして時間を作ることはできていたのですが、最後のシーンで物足りなさを感じました」とコメント。ただボールはよく動いていましたし、90分間を通してゲームを支配していたのは新潟でした。着実に成長した姿を見せているからこそ、チームは次のステップに進まなければなりません。
アルビレックス新潟レディースは次節、11月4日(日)に新発田市五十公野公園陸上競技場でASエルフェン狭山と対戦します。レディースはこれがホーム最終戦。また一週間、しっかりと準備して勝ち点3のために全力で戦ってくれることでしょう。ぜひ会場で選手の後押しをよろしくお願いします!