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2012/12/15
本日、12月15日(日)、アルビレックス新潟ユースは高円宮杯U-18サッカーリーグ2012 プレミアリーグ参入戦を行ってきました。アルビレックス新潟ユースは今シーズンの4月から9月に行われていた、プリンスリーグ2012北信越1部で優勝し、プレミアリーグ参入戦の切符を手入れました。さらに高いレベルのリーグ戦うことができれば、選手のレベルアップを望むことができます。来シーズンに向け大きな意味を持つ一戦となりました。対戦相手はガンバ大阪ユース。会場は埼玉スタジアム2002第2グラウンド、キックオフは13時半となりました。
試合は立ち上がり、ガンバの勢いにやや押されてしまいます。特に新潟の右サイドを重点的に押し込まれますが、「そこから来ることは分かっていたので、そこは時間が経つにつれて落ち着いて対処できたと思います」と上野監督。相手の対策もしっかりできていたことを感じさせます。徐々に落ち着きを取り戻し、井上丈選手、奥田晃也選手、両ボランチがしっかりと試合を組み立てます。
しかし、前半終了間際、先制したのはガンバ大阪ユース。警戒していた右サイドでなく、左サイドを崩されネットを揺らされます。厳しい展開となりましたが、後半に入ると新潟はよりアグレッシブな姿勢を見せます。するとMF依田隆希選手の積極的な仕掛けがファールを誘い、相手選手は2枚目の警告により退場となりました。1人多くなってからはほとんどの時間を新潟がボールを保持します。しかし、陣地深くに引いたガンバの守備陣を崩し切ることができません。猛攻を仕掛けますが、最後までゴールを割ることができず0-1で試合は終了。選手はピッチに崩れ落ちました。
3年生にとっては今日が最後の公式戦となりました。来季、トップチームへの昇格が内定している川口尚紀選手は「3年間の最後の大会で、プレミアリーグに参入できる大きなチャンスだった。ここを目指してずっとやってきたので、本当に悔しい」と唇をかみしめました。「1、2年生には置き土産を残そう、と3年生で話していた。それができなくて残念だし申し訳ない気持ちです」と声を振り絞りました。最後には「今日の悔しい思いを次のステージにつなげていきたい」とは話しましたが、その目にはまだ涙が浮かんでいました。3年生はこの悔しさを忘れずに、また頑張ってくれることでしょう。
来シーズンも、再びプレミアリーグを目指して戦うことになりました。上野監督は「(ガンバ大阪ユースとの)差は実感しました。体力面や技術、フィジカルの部分もですね。そこをしっかりと検証して、埋めていきたいと思います」と来季に向けての意気込みを話していました。試合後にはミーティングルームに全員を集め「3年生はこの悔しさを忘れないように、次のステージに今日の思いをつなげほしいと。1、2年生にもやっぱりこの悔しさを忘れないように、そして、次もまたプレミアリーグを目指してまた練習をしていこう」と伝えたそうです。選手は悔しさを抑えきれない様子でしたが、きっと次につなげていってくれることでしょう。温かいご声援、ありがとうございました。