【フォト日記】心の強さ

2013/2/5
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本日の春野は曇り。バスを降りて選手たちが見たものは、ピッチの四隅にコーンが立っているものでした。ピンと気付いた選手は「うわ…」と一言。午前のフィジカルトレーニングは、1000m走が行われました。

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「最後まであきらめず、走り切ることのできる新潟」というチームのスタイルのために、欠かすことのできないトレーニング。サーキットトレーニングとは異なる厳しさがあります。それは心肺や下半身ではなく、メンタル。1000m走ではメンタルの強さをも鍛えます。

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3グループに分けられた選手たちは、トゥッコフィジカルコーチに「周りにつられて競り合う必要はない。でも、設定タイムには入りきること。1000mを9本走ります」と言われた選手たちは表情を引き締めていました。1000mを走り、3分間で脈を落ち着けて再び1000m。厳しいメニューの始まりです。

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一番設定タイムが早いAグループでは三門選手とクナン選手がグループを引っ張ります。新潟のダイナモとしてピッチのいたるところまでをフォローする三門選手の走力はサポーターの皆さんは知るところですが、クナン選手もグイグイと力感あふれるフォーム。村上選手やアトム選手も遅れまいと必死に付いていきます。

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Bグループ、Cグループも設定タイムに入ろうとグループを引っ張る存在がいました。藤田選手、さらにベテランの本間選手や大井選手らです。ベテランであろうとも関係なく、走り切ろうとする姿はほかの選手たちにとっても大いに刺激になったはず。田中達也選手も「足がパンパン…」と言いながら、「最後は気合いで走りました」と脱落することなく見事にやりきりました。

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グループの移動はあったものの、今年は誰も途中でリタイアすることなく、1000m×9本を走り切った選手たち。トゥッコフィジカルコーチは「おめでとう。今日は苦しかったと思うが、みんなは耐えた。去年のこの時点では、耐えられないだろうとこのトレーニングはできなかった。今日は良くやってくれたよ」と選手たちをねぎらっていました。

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柳下監督も「この設定タイムは厳しいはず。今までは心拍を見ていたが、時間内に入るこのメニューでは、メンタルの強さが必要。最後まで走り切ろうという姿が見えた」と選手たちを称えていました。最後まで走り切った選手たちに、午後の練習は中止ということも伝えられました。選手たちはたっぷり休養を取って明日のトレーニングに備えます。


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