高知キャンプは残すところ今日と明日のプレシーズンマッチ・東京ヴェルディ戦（練習試合・高知大戦）を残すのみとなりました。ここまで非常にいいトレーニングができているチームですが、最後は内容のあるゲームで集大成としたいところ。今日は前日練習として、セットプレーの確認などを行いました。春野は冷たい雨が降る中でしたが、熱のこもったトレーニングを行っています。


「寒いから体をしっかり温めて」と柳下監督からトレーニングにあたって促された選手たちはトゥッコフィジカルコーチのもとで入念にターンやダッシュを繰り返します。ここまで厳しいフィジカルトレーニングを乗り越えてきたこともあり、春季キャンプに入った当初から比べると、キレや力強さが出ているのが感じられます。


その後は両サイドにクロッサーを置いての3vs3。クロスに対しての入り方や、崩しからフィニッシュを再確認。守備では厳しいチェックで相手にシュートを撃たせない場面も多く、タイトで粘り強い新潟らしい守備が着実に浸透してきています。トレーニングは最後にセットプレーの練習を何度か行って終了となりました。


柳下監督は明日のプレシーズンマッチの対戦相手となる東京ヴェルディについては「まだ分からないところが多い」としながら、「情報が無い、初めて対戦する相手に対してどれくらいで選手たちが対応できるかも見たい」と、選手の対応力もポイントに挙げました。


東京ヴェルディには高原選手や巻選手など、日本代表経験もある質の高い選手も多く在籍します。「彼らの動きをしっかりと見て対応できるか」（柳下監督）と、ここまでとは一味違うＪクラブ勢との対戦に、チームは意欲を燃やしています。