【フォト日記】東北スポーツボランティアサミットを開催
2013/7/2

6月29日、30日の両日、新潟市内で東北スポーツボランティアサミット(以下、東北サミットと略記)が開催されました。このイベントはもともと山形・仙台・新潟のボランティアが交流を図るために始めたものですが、今回は秋田・岩手・福島・東京からもスポーツボランティアが参加。約30名が新潟に結集し、活発な情報交換を行いました。

初日の東北サミットはHARD OFF ECOスタジアム新潟の会議室で実施。最初に今回の東北サミットに参加したボランティア団体がそれぞれの活動内容を紹介しました。岩手から参加した方は釡石でのラグビーワールドカップ招致活動を報告。東日本大震災で被災した釜石市ですが、「ラグビーW杯の試合を開催することが震災復興のシンボルとなる」と力説していました。

今回の基調講演は北信越BCリーグの村山哲二社長にお願いしました。現在の職に就かれるまではアルビレックス新潟の企画などにも携わっていた村山さん。アルビのJ2時代やBCリーグ立ち上げ時の苦労話などは他地域のボランティアの方にとって非常に有意義だったようです。

基調講演終了後、参加者を3つのグループに分けて分科会を実施。テーマは「マンネリ化しないように取り組んでいること」で、スポーツボランティアに参加するうえで気を付けていることなどを参加者それぞれが紹介しました。出された意見はすべて付箋に書き込み、模造紙に貼り付けていきました。

分科会の最後は各グループの報告会。付箋に書かれた意見はテーマごとに整理して模造紙の上に並べられ、その内容を代表者がわかりやすく紹介しました。短い時間ではありましたが、他地域の皆様がボランティアの輪を広げるために実施している工夫を含め、多くの有益な知見を得ることが出来ました。

分科会終了後、スタジアムの玄関で記念写真を撮影。その後、スタジアム見学会を行い、スタッフのご厚意でロッカールーム、ダッグアウト、室内練習場、観客席、放送室などを見せていただきました。普段はなかなか見ることが出来ない場所まで見ることができて、他地域の方だけでなく新潟のボランティアも感銘を受けていました。また、午後7時からは会場を新潟駅近くの居酒屋に移して、東北サミットのメインイベント(?)の懇親会を実施。アトラクションの時間には基調講演をして頂いた村山さんも参加し、著作を賭けたジャンケン大会を行いました。懇親会は二次会、三次会と続き、参加者同士で交流を深めていたようです。

2日目は東北電力ビッグスワンスタジアムの会議室で「ホスピタリティの向上」をテーマにグループディスカッションを実施。その後、スタジアムの若杉所長がガイド役になりビッグスワンの見学会を行いました。2002年のW杯時のエピソードなどを紹介していただきながら、普段は入ることが出来ないロッカールームや貴賓室も見せていただきました。

次回の東北サミットは仙台で開催されることが決定し、その翌年は岩手が開催地に立候補しました。仙台は毎回、参加者の度肝を抜くイベントを考えて下さいますし、岩手開催時はW杯招致活動の結果が出ているはず。今回参加出来なかった方も次回以降はぜひ参加していただき、スポーツボランティアの交流の輪を広げていただければ幸いです。