【コラム】えのきどいちろうのアルビレックス散歩道 第199回
2013/12/5
「到達点」
J1第32節、新潟×仙台戦。
アルビレックス新潟にとって今シーズン最重要に位置づけられた試合だったと思う。もう春頃にはクラブ関係者から「11月23日」の話題が出ていた。J1昇格10周年のメモリアルデーだ。2003年11月23日、新潟はJ2優勝を果たしたのだ。ちなみに10年前のその日、僕は『サッカーマガジン』の取材で等々力競技場にいた。カードは川崎×広島だった。結果、新潟と広島がJ1昇格を果たし、川崎はわずか勝ち点1差で涙をのむ。川崎の石崎信弘監督(当時)は大分時代にも二度、勝ち点1差で昇格を逃していた。僕は敗者のドラマを記事にした。
2003年の時点で僕は新潟にサッカー関係の知り合いがひとりもいない。クラブ関係者はもちろんのこと、サポーターひとりも知らない。唯一の例外は前年、日韓W杯のとき、スカパーでお会いしていた反町康治監督(当時)だ。その翌年(つまり、J1最初のシーズン)ようやく、エイヤードの丸山英輝さんらと知り合って少しずつ、色んな人を紹介してもらう。丸山さんは『ニイガタ現象』(双葉社)という本を仕掛けた直後くらいだったと思う。だから言いたいのは、昇格時はその熱気からめっちゃ遠くにいたということ。
丸山さんは2003年の11月23日、ボーズ頭だったらしい。何しろ遠くにいたから新潟日報のアーカイブ記事を読んだり、話を聞いて想像するしかない。で、僕がいちばん気に入ったのは「ボーズ頭が流行った」話だ。誰が最初だったか、丸山さんも覚えていないらしい。選手にも、スタッフにも、コアサポにもなぜかボーズが流行る。気がつくとボーズにする奴続出。ゲン担ぎかもしれないし、仲間意識かも、調子に乗ってるのかもしれない。あ、今年、ワールドシリーズを制したボストンレッドソックスでヒゲが大流行したでしょ。もう、どの選手もヒゲをぼわ~っとたくわえていた。ああいう特殊心理ってあると思うんですよ。で、そういうチームは団結している。
ま、カンタンに言うと2003年11月23日、ビッグスワンで起こったことは「新潟サッカー史の転回点」だね。いや、もっと実感的に「新潟サッカー大噴火」とか言ってもいいけど、もう皆、ケンゴ祭りの超巨大なやつですよ。わっしょいわっしょい。新潟わっしょいアルビわっしょい。前年、W杯開催で噴き上がったものがピークに達した。物語としてもね、この年の川崎と同じ悲劇を前年味わっている。念願叶って、天下晴れてJ1昇格を果たしたんだね。全県挙げていかれぽんちでもしょうがないでしょう。
「J1昇格10周年のメモリアルデー」はクラブ史の達成を祝う日であると同時に、「新潟サッカー大噴火」「全県いかれぽんち」の地点に立ち返ろうという趣旨だね。だからこそ田村貢社長は4万人動員へ向け異例の呼びかけを行なった。そして一方、アン・ヨンハ、寺川能人らチームレジェンドをスタジアムへ招待した(あいにく来場できないアルビOBからはビデオメッセージをもらった)。
「この10年」を「次の10年」につなげよう。「この10年」は個人の実体験ではない。だから若いサポーターが昇格時の歓喜を実体験として知ってる必要はない。それは地域が共有する記憶なんだな。世代を超えて語り継がれ、受け継がれるもの。読者は高校サッカーでもいい、カテゴリは何であろうと、ことサッカーだったら新潟は島根に負けない気がしないか? それはもう、もちろん無根拠に。実際は勝負事だから帝京長岡が立正大淞南に必ず勝つとは限らない。それでも強気になれちゃうのは「この10年」のもたらしたものじゃないか。それは高校生にも意識として連続してるはずだ。新潟にはJ1のアルビがあるくらいだからサッカーじゃ負けっこない。「歴史」ってやたら大袈裟に表現されがちだけど、平易にいうとそういう集積だよね。
で、最高のタイミングだと思ったな。柳下アルビは一段高いとこに来た。地域史、クラブ史のエポックにばっちりチームの積み重ねがシンクロした。額面だけ言っても「リーグ戦ホーム7連勝中」「川又堅碁21ゴール(得点ランキング2位)」でしょ。それが実際には額面以上なんだ。チームは今がいちばん強い。僕らは晴れ舞台にベストチームを用意できたんだよ。
仙台戦は昨シーズン33節の苦しかった記憶という意味でも、下で当たってた時代の郷愁という意味でも文句ない相手だ。お互いこのシーズン終盤になるとフルチューンだね。戦術的に仕上がっている。スカパー解説の梅山修さんも指摘しておられたが、奪い方の違いが面白かった。守備戦術の発想が違うのだ。仙台は人数をかけてサンドイッチして奪う。新潟はレオ・シルバ流だ。単体で奪う。攻撃のテンポが早い。レオの存在が新潟を変えたんだ。
ゴールはFKからの流れで岡本英也が決める(前半18分)。岡本は今季全ゴールをホームで、しかも勝ち試合で挙げている。このゴールも結果的に決勝弾となった。間違いなくファインゴールだ。が、ダイジェスト映像でゴールシーンだけ見てもこの試合の本質を見誤ると思う。
この試合はクオリティが高い。スコアは1-0の接戦だけど、現実には圧勝という内容。ほとんどすべての局面で勝っている。プレスで動けるし、奪うのも一手早い。展開も速い。で、展開が自在だ。面白いように仙台DFを振り回し、翻弄している。見ていて実に気持ちいい。フツーは「いくらチャンスをつくっても得点に結びつかなければ」と文句の出るところだが、あれだけ狙い通りにボールを動かせたら負けないでしょう。
田中亜土夢に2本くらい惜しいシュートがあった。岡本がもう1点決めてもおかしくなかった。川又堅碁はさすがにマークされたなぁ。それでもボールを集めてたが、ちょっと合ってなかった。でも、敵がケンゴを警戒するってことは他が空くってことなんだ。それも含めてエースの仕事だろう。
サッカーだからリスクがゼロってことはない。仙台はシュート数自体少なかったが、不運が重なれば失点もあり得た。が、負ける試合じゃなかったな。展開によっては1-0が3-1になったかもしれない。そんな感じだね。この試合の録画は永久保存だと思う。こんな強い勝ち方はなかなか見られないよ。
胸を張れるのは歴史的な試合でそれが出せたこと。クラブの到達点、チームの到達点、その両方を3万2千強の大観衆が誇らしく見つめた。そうそう、たったひとつ叶わなかったのは「フルハウス4万人のビッグスワン」の実現だ。これは宿題だね。「次の10年」に持っていこう。全部叶っちゃって持ってくもんがないのもつまんないよ。
附記1、アルビレックス新潟に関わるすべての皆さん、J1昇格10周年おめでとうございます。種明かしをすると、僕はアイスバックスのホームゲーム運営のため、この日、日光でした。試合後、市内のレストラン「コスモス」に『アルビレックス散歩道2012』単行本をお持ちして、おーちゃんこと大嶋康裕さんと10周年&ホーム8連勝のお祝いをした。そしたら大嶋さんから彼が特別寄稿した『AlbiWAY』(サポ発のフリーペーパー)の10周年記念号をいただきました。日光市内でこれ以上正しい10周年の祝い方はなかったと100パー断言できます。
2、大嶋さんに聞いたら何と田村社長、上野優作氏のビデオメッセージ収録に宇都宮へ来たついでに「コスモス」に来たらしい。義理堅いねぇ。で、古町(で、かつて大嶋さんが経営してたサポーターの集まるバー「ガルテン」)のつもりで飲むからホテルの門限破って怒られたって。これには笑った。今市のビジネスホテルなら11時くらいには玄関閉められちゃうからね。
3、次節は優勝に手がかかった横浜FMと大勝負ですね。またまたビッグゲームです。是非勝って、去年の最終節、助太刀してくれた森保サンフレッチェ(優勝の可能性を残している)に恩返ししたいです。
4、イベント告知です。12月14日(17時開演)、東京都立川市の「カフェ・ド・クラッキ」にて「じぇじぇじぇ! Jリーグないとぉ!?」と題したトークイベントを行ないます。出演は僕とサッカーライター・海江田哲朗さん。定員30名(先着順)。料金おひとり1500円(ワンドリンク付)。ご予約はTEL 042(526)1969 カフェ・ド・クラッキまで。JR立川駅下車徒歩6分らしいです。関東サポはぜひご参集ください。
えのきどいちろう
1959/8/13生 秋田県出身。中央大学経済学部卒。コラムニスト。
大学時代に仲間と創刊した『中大パンチ』をきっかけに商業誌デビュー。以来、語りかけられるように書き出されるその文体で莫大な数の原稿を執筆し続ける。2002年日韓ワールドカップの開催前から開催期までスカイパーフェクTV!で連日放送された「ワールドカップジャーナル」のキャスターを務め、台本なしの生放送でサッカーを語り続け、その姿を日本中のサッカーファンが見守った。
アルビレックス新潟サポータースソングCD(2004年版)に掲載されたコラム「沼垂白山」や、msnでの当時の反町監督インタビューコラムなど、まさにサポーターと一緒の立ち位置で、見て、感じて、書いた文章はサポーターに多くの共感を得た。
著書に「サッカー茶柱観測所」(週刊サッカーマガジン連載)。 新潟日報で隔週火曜日に連載されている「新潟レッツゴー!」も好評を博している。
HC日光アイスバックスチームディレクターでもある。
アルビレックス新潟からのお知らせコラム「えのきどいちろうのアルビレックス散歩道」は、アルビレックス新潟公式サイト『モバイルアルビレックス』で、先行展開をさせていただいております。更新は公式携帯サイトで毎週木曜日に掲載した内容を、翌週木曜日に公式PCサイトで掲載するスケジュールとなります。えのきどさんがサポーターと同じ目線で見て、感じた等身大のコラムは、試合の感動が覚める前に、ぜひ公式携帯サイトでご覧ください!
J1第32節、新潟×仙台戦。
アルビレックス新潟にとって今シーズン最重要に位置づけられた試合だったと思う。もう春頃にはクラブ関係者から「11月23日」の話題が出ていた。J1昇格10周年のメモリアルデーだ。2003年11月23日、新潟はJ2優勝を果たしたのだ。ちなみに10年前のその日、僕は『サッカーマガジン』の取材で等々力競技場にいた。カードは川崎×広島だった。結果、新潟と広島がJ1昇格を果たし、川崎はわずか勝ち点1差で涙をのむ。川崎の石崎信弘監督(当時)は大分時代にも二度、勝ち点1差で昇格を逃していた。僕は敗者のドラマを記事にした。
2003年の時点で僕は新潟にサッカー関係の知り合いがひとりもいない。クラブ関係者はもちろんのこと、サポーターひとりも知らない。唯一の例外は前年、日韓W杯のとき、スカパーでお会いしていた反町康治監督(当時)だ。その翌年(つまり、J1最初のシーズン)ようやく、エイヤードの丸山英輝さんらと知り合って少しずつ、色んな人を紹介してもらう。丸山さんは『ニイガタ現象』(双葉社)という本を仕掛けた直後くらいだったと思う。だから言いたいのは、昇格時はその熱気からめっちゃ遠くにいたということ。
丸山さんは2003年の11月23日、ボーズ頭だったらしい。何しろ遠くにいたから新潟日報のアーカイブ記事を読んだり、話を聞いて想像するしかない。で、僕がいちばん気に入ったのは「ボーズ頭が流行った」話だ。誰が最初だったか、丸山さんも覚えていないらしい。選手にも、スタッフにも、コアサポにもなぜかボーズが流行る。気がつくとボーズにする奴続出。ゲン担ぎかもしれないし、仲間意識かも、調子に乗ってるのかもしれない。あ、今年、ワールドシリーズを制したボストンレッドソックスでヒゲが大流行したでしょ。もう、どの選手もヒゲをぼわ~っとたくわえていた。ああいう特殊心理ってあると思うんですよ。で、そういうチームは団結している。
ま、カンタンに言うと2003年11月23日、ビッグスワンで起こったことは「新潟サッカー史の転回点」だね。いや、もっと実感的に「新潟サッカー大噴火」とか言ってもいいけど、もう皆、ケンゴ祭りの超巨大なやつですよ。わっしょいわっしょい。新潟わっしょいアルビわっしょい。前年、W杯開催で噴き上がったものがピークに達した。物語としてもね、この年の川崎と同じ悲劇を前年味わっている。念願叶って、天下晴れてJ1昇格を果たしたんだね。全県挙げていかれぽんちでもしょうがないでしょう。
「J1昇格10周年のメモリアルデー」はクラブ史の達成を祝う日であると同時に、「新潟サッカー大噴火」「全県いかれぽんち」の地点に立ち返ろうという趣旨だね。だからこそ田村貢社長は4万人動員へ向け異例の呼びかけを行なった。そして一方、アン・ヨンハ、寺川能人らチームレジェンドをスタジアムへ招待した(あいにく来場できないアルビOBからはビデオメッセージをもらった)。
「この10年」を「次の10年」につなげよう。「この10年」は個人の実体験ではない。だから若いサポーターが昇格時の歓喜を実体験として知ってる必要はない。それは地域が共有する記憶なんだな。世代を超えて語り継がれ、受け継がれるもの。読者は高校サッカーでもいい、カテゴリは何であろうと、ことサッカーだったら新潟は島根に負けない気がしないか? それはもう、もちろん無根拠に。実際は勝負事だから帝京長岡が立正大淞南に必ず勝つとは限らない。それでも強気になれちゃうのは「この10年」のもたらしたものじゃないか。それは高校生にも意識として連続してるはずだ。新潟にはJ1のアルビがあるくらいだからサッカーじゃ負けっこない。「歴史」ってやたら大袈裟に表現されがちだけど、平易にいうとそういう集積だよね。
で、最高のタイミングだと思ったな。柳下アルビは一段高いとこに来た。地域史、クラブ史のエポックにばっちりチームの積み重ねがシンクロした。額面だけ言っても「リーグ戦ホーム7連勝中」「川又堅碁21ゴール(得点ランキング2位)」でしょ。それが実際には額面以上なんだ。チームは今がいちばん強い。僕らは晴れ舞台にベストチームを用意できたんだよ。
仙台戦は昨シーズン33節の苦しかった記憶という意味でも、下で当たってた時代の郷愁という意味でも文句ない相手だ。お互いこのシーズン終盤になるとフルチューンだね。戦術的に仕上がっている。スカパー解説の梅山修さんも指摘しておられたが、奪い方の違いが面白かった。守備戦術の発想が違うのだ。仙台は人数をかけてサンドイッチして奪う。新潟はレオ・シルバ流だ。単体で奪う。攻撃のテンポが早い。レオの存在が新潟を変えたんだ。
ゴールはFKからの流れで岡本英也が決める(前半18分)。岡本は今季全ゴールをホームで、しかも勝ち試合で挙げている。このゴールも結果的に決勝弾となった。間違いなくファインゴールだ。が、ダイジェスト映像でゴールシーンだけ見てもこの試合の本質を見誤ると思う。
この試合はクオリティが高い。スコアは1-0の接戦だけど、現実には圧勝という内容。ほとんどすべての局面で勝っている。プレスで動けるし、奪うのも一手早い。展開も速い。で、展開が自在だ。面白いように仙台DFを振り回し、翻弄している。見ていて実に気持ちいい。フツーは「いくらチャンスをつくっても得点に結びつかなければ」と文句の出るところだが、あれだけ狙い通りにボールを動かせたら負けないでしょう。
田中亜土夢に2本くらい惜しいシュートがあった。岡本がもう1点決めてもおかしくなかった。川又堅碁はさすがにマークされたなぁ。それでもボールを集めてたが、ちょっと合ってなかった。でも、敵がケンゴを警戒するってことは他が空くってことなんだ。それも含めてエースの仕事だろう。
サッカーだからリスクがゼロってことはない。仙台はシュート数自体少なかったが、不運が重なれば失点もあり得た。が、負ける試合じゃなかったな。展開によっては1-0が3-1になったかもしれない。そんな感じだね。この試合の録画は永久保存だと思う。こんな強い勝ち方はなかなか見られないよ。
胸を張れるのは歴史的な試合でそれが出せたこと。クラブの到達点、チームの到達点、その両方を3万2千強の大観衆が誇らしく見つめた。そうそう、たったひとつ叶わなかったのは「フルハウス4万人のビッグスワン」の実現だ。これは宿題だね。「次の10年」に持っていこう。全部叶っちゃって持ってくもんがないのもつまんないよ。
附記1、アルビレックス新潟に関わるすべての皆さん、J1昇格10周年おめでとうございます。種明かしをすると、僕はアイスバックスのホームゲーム運営のため、この日、日光でした。試合後、市内のレストラン「コスモス」に『アルビレックス散歩道2012』単行本をお持ちして、おーちゃんこと大嶋康裕さんと10周年&ホーム8連勝のお祝いをした。そしたら大嶋さんから彼が特別寄稿した『AlbiWAY』(サポ発のフリーペーパー)の10周年記念号をいただきました。日光市内でこれ以上正しい10周年の祝い方はなかったと100パー断言できます。
2、大嶋さんに聞いたら何と田村社長、上野優作氏のビデオメッセージ収録に宇都宮へ来たついでに「コスモス」に来たらしい。義理堅いねぇ。で、古町(で、かつて大嶋さんが経営してたサポーターの集まるバー「ガルテン」)のつもりで飲むからホテルの門限破って怒られたって。これには笑った。今市のビジネスホテルなら11時くらいには玄関閉められちゃうからね。
3、次節は優勝に手がかかった横浜FMと大勝負ですね。またまたビッグゲームです。是非勝って、去年の最終節、助太刀してくれた森保サンフレッチェ(優勝の可能性を残している)に恩返ししたいです。
4、イベント告知です。12月14日(17時開演)、東京都立川市の「カフェ・ド・クラッキ」にて「じぇじぇじぇ! Jリーグないとぉ!?」と題したトークイベントを行ないます。出演は僕とサッカーライター・海江田哲朗さん。定員30名(先着順)。料金おひとり1500円(ワンドリンク付)。ご予約はTEL 042(526)1969 カフェ・ド・クラッキまで。JR立川駅下車徒歩6分らしいです。関東サポはぜひご参集ください。
えのきどいちろう
1959/8/13生 秋田県出身。中央大学経済学部卒。コラムニスト。
大学時代に仲間と創刊した『中大パンチ』をきっかけに商業誌デビュー。以来、語りかけられるように書き出されるその文体で莫大な数の原稿を執筆し続ける。2002年日韓ワールドカップの開催前から開催期までスカイパーフェクTV!で連日放送された「ワールドカップジャーナル」のキャスターを務め、台本なしの生放送でサッカーを語り続け、その姿を日本中のサッカーファンが見守った。
アルビレックス新潟サポータースソングCD(2004年版)に掲載されたコラム「沼垂白山」や、msnでの当時の反町監督インタビューコラムなど、まさにサポーターと一緒の立ち位置で、見て、感じて、書いた文章はサポーターに多くの共感を得た。
著書に「サッカー茶柱観測所」(週刊サッカーマガジン連載)。 新潟日報で隔週火曜日に連載されている「新潟レッツゴー!」も好評を博している。
HC日光アイスバックスチームディレクターでもある。
アルビレックス新潟からのお知らせコラム「えのきどいちろうのアルビレックス散歩道」は、アルビレックス新潟公式サイト『モバイルアルビレックス』で、先行展開をさせていただいております。更新は公式携帯サイトで毎週木曜日に掲載した内容を、翌週木曜日に公式PCサイトで掲載するスケジュールとなります。えのきどさんがサポーターと同じ目線で見て、感じた等身大のコラムは、試合の感動が覚める前に、ぜひ公式携帯サイトでご覧ください!
