【フォト日記】練習試合vs高知大
2014/2/8

関東は大雪に見舞われた2月8日ですが、高知・春野陸上競技場は朝からの雨も試合開始の10時半にはやみ、曇り空から晴れ間ものぞくなかでのトレーニングゲームとなりました。地元・高知大さんにご協力いただき、練習試合は30分を4本行いました。

試合は1本目と2本目、3本目と4本目でメンバーが入れ替わる形。柳下監督は選手たちに
「これまでやってきたことを継続して出していくように。新しく入った人もいるので、みんなでしゃべってポジションを修正していこう」と話してピッチに送り出します。

1本目は立ち上がりに加藤選手、川又選手との連携で岡本選手がDFラインの裏に抜け出し決定機を迎えるもののシュートはわずかに枠の外。その後はトレーニングの疲れなどからか、新潟らしいタテへの躍動感が少なく、停滞した展開となります。26分にアトム選手からのパスを川又選手がDFに競り勝って収めると、GKをかわして先制。しかし3分後にCKからマークが外れたところを高知大に決められ、同点で1本目を終えます。

「横、横とならない。Jならやられているぞ。もっと全体的に運動量を出していこう」と柳下監督は1本目終了後に修正をうながして選手たちを送り出します。これを受けて2本目は攻守ともに運動量と連動性を出した新潟が圧倒。前半7分にDFラインの裏に抜け出し加藤選手からのスルーパスを受けた岡本選手が追加点。CKの流れから松原選手がミドルシュートを決めると、29分には再び岡本選手が冷静に決めて3ゴールを決めました。

3本目はメンバーを入れ替えて臨みましたが、チャンスを量産するもののなかなかゴールが奪うことができません。前半14分に達也選手が決めたものの、決めきれない展開に柳下監督からは「練習試合だからとなっているなら間違い。チャンスはそんなに多くないぞ」と、檄を飛ばします。

4本目もチームは積極的にDFラインの裏を突く動きを披露。3分に武蔵選手が抜け出し、達也選手にラストパスを送って3点目。最後は24分にホージェル選手が叩き込んでゴールラッシュをまとめました。

柳下監督は「1本目も3本目も悪い習慣が出た」とし、「あまりやってきたことが出せなかった」と試合を振り返っていました。「こういうトレーニングゲームで何を見たいか。新潟のサッカーをする上で、個々がどういうプレーをするか。それを見極めようとしている」と説明し、選手たちに高い意識を再度求めました。

「今年は高い目標に向かっているし、そういうことができる選手を求めている」(柳下監督)。課題をいち早く修正し、個人のレベルを高められるように。明日はオフ。選手たちはゆっくりと体を休め、明後日からの厳しい練習に向かいます。
