【フォト日記】まずは清水で集中
2014/2/19

午前トレーニング開始前に選手たちを集めた柳下監督は、「23日のトレーニングを終えたら、清水キャンプを締めて新潟に戻る」と選手たちに伝えました。清水キャンプは当初18日から2月28日まで行い、直接開幕戦の舞台である仙台に向かう予定でしたが、一度ホーム・新潟に戻ることとなります。

清水・J-STEPは毎年大変あたたかい歓迎と心を尽くしたおもてなしをしていただき、「J-STEPの料理は本当においしいです」とキム・ジンス選手も喜んでいるほど。しかし、家族もいる落ち着いたホームに戻り、開幕戦に向けて準備をしていきます。まずはこの清水で集中してトレーニングを行い、期間は短くなっても密度の濃いキャンプとするべく集中します。

今日のトレーニングは2部練習。午前中はウォーミングアップから、バーベルを使っての筋力アップ、さらに立てられたバーをさまざまなステップでクリアしていくアジリティを高めるトレーニング。「今年はウェイトのメニューが多い!」と選手たちは話していますが、これも昨年のベースや沼津・高知で着実にベースを作れているからこそ。選手たちは力強くバーベルを持ちながらスクワットやジャンプをしていました。

続いて行われた選手を3グループに分けた7vs7(もう1グループはエリアの外でランニング)では、GKも含めたDFラインでのポゼッションからスイッチを入れるクサビのパス、そしてフィニッシュまでを各グループが繰り返しチャレンジしていました。FWでは田中達也選手が鋭い飛び出しとドリブル、正確なシュートからゴールを量産していました。

午後のトレーニングではエリアを制限してゲーム形式の練習を実施。今日はタッチ制限がワンタッチとなり、選手たちにはより正確なプレーとともに、次への予測が求められました。「頭で分かっている選手は動ける。そうでない選手は動けないから差が出る。ワンタッチは難しいと思うかもしれないが、やれる選手にとっては簡単。次を探しておけばいい話」と柳下監督は話していました。

明日はFC町田ゼルビアとのトレーニングゲーム。「ゲームの質も問われてくるのでは」との報道陣からの質問に、柳下監督は大きく頷き、「イージーミスを無くすくらいに」と話していました。シーズン当初からより精度を高めることを目的としている今シーズンの新潟。開幕を間近に控え、ミスのないプレーを追求していきます。